東京・日本橋の老舗寿司店「都寿司」の5代目店主・山縣秀彰容疑者(38)が5月10日深夜、面識のない女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交の疑いで、6月17日に逮捕された。
「事件当日、山縣容疑者は営業終了後にお酒を飲んでいたといい、そのうち『女性と一緒に飲もう』と考え、路上を通行中の20代女性をナンパ。断られるも、近隣の路上などで無理やりわいせつな行為に及んだとされています。本人は『同意はなかった』と、容疑を認めています」(全国紙社会部記者)
明治20年(1887年)の創業から140年近い歴史を誇る「都寿司」で、5代目店主として腕を振るっていた山縣容疑者。逮捕報道があった6月19日午後にNEWSポストセブンが店を尋ねると、先代の娘で山縣容疑者の妻である女将は毅然とした態度で「営業は今後も続けていきます」と語った。
この日も「都寿司」は営業しており、店内は客で賑わっていた。ある女性客が語る。
「事件のことは知らなかったですね……確かに店主さんはいなかったです。店は従業員さん3人くらいで切り盛りされていて、サラリーマンの方々で賑わっていました」
「都寿司」は4代目が2022年に逝去し、店で修行を続けていた山縣容疑者が5代目として切り盛りしていた。近隣の飲食店店員は、「事件を起こすような人だとは思わなかった」と驚く。
「5代目とは、会えば『こんにちは』と挨拶を交わすぐらいでしたが、そんなことするような人には見えませんでした。4代目はここ、日本橋蛎殻町の町会の会長もやっていて、本当に優しい方でしたよ。女将さんになった4代目の娘さんと5代目は、帝国ホテルで披露宴されたんですよ。あまり喋らないけれど、表情は穏やかな人だった」