かつてコンビニでコスメを買うとしたら、「化粧ポーチを忘れてしまった!」「急なお泊まりでスキンケアをとりあえず!」という人がほとんどだっただろう。しかし、いまや「デパコス」「ドラコス」に並び「コンビニコスメ」というカテゴリーができるほど、超絶進化を遂げている。
美容家の飯塚美香さんは、コンビニコスメは「まるで宝探しのよう」と話す。
「年を重ねるとコスメへのこだわりを持ち始めるかたも多いと思いますが、コンビニコスメにも大手メーカーのミニサイズ版もあれば、美容大国・韓国のコスメやプチプライスのアイテムもあって、美容の幅がグンと広がる。良質なのに安いというのも大きな魅力ですよね」
コンビニだからこそのサイズ展開が人気を後押ししているというのはトータルビューティーアドバイザーの水井真理子さんだ。
「使い切りなど、ミニマムなサイズが多い。だからこそチャレンジしやすいんです。コンビニ限定のスキンケアなどもこだわりが詰まったものも増えてきている。話題の韓国コスメなどは流行のカラーを使ったものなど、“若い世代向きなのでは”と思うかもしれませんが、“新しいものを使ってみたいな”という人にピッタリだと思います」
「レスキューコスメ」から「マストコスメ」に!
リピート買いしたくなるほどの超優秀アイテムが続々発表されるコンビニコスメ。日の賢者たちにその魅力を聞いた。
トータルビューティーアドバイザー・水井真理子さん
「トレンドカラーにも挑戦しやすくて、“キレイを広げる”のが魅力。『これでいいじゃん』じゃなくて、『これがいい!』というアイテム増えています」
あきこクリニック院長・田中亜希子さん
「スキンケアからポイントメイクまでラインナップが豊富で、この数年でクオリティが格段にアップ! 流行の色やデザインがすぐに取り入れられています」
メイクアッププロデューサー・SHOKOさん
「大手メーカーとのコラボ商品などもあって、手頃なのに品質がいいので信頼できる実力のあるアイテムが揃っていて、中高年も安心して使えます」
美容家・飯塚美香さん
「トレンドをいち早く取り入れていて、いまの流行がすぐわかる! 最先端の美容成分が入っていたりと良質で優秀なものが多いのもうれしいです」
美容皮膚科医・田中優子さん
「デパコスに限りなく近い品質に進化! パッケージも軽くてコンパクトなので持ち歩きにも便利。手頃な価格なので、ケチケチせずたっぷり使えるのがいいですね」
撮影/玉井幹郎 取材/小山内麗香、戸田梨恵
※女性セブン2024年7月4日号