東京都練馬区のアパート敷地内のゴミ箱の中で、生後間もない乳児が見つかった。産んだばかりの母親が自宅のすぐそばに捨てていたという耳を疑うような事件だ。命に別条はなかったものの乳児は約12時間も放置され、少し状況が異なれば亡くなっていてもおかしくはない、危険極まりない事件である。
「警視庁は7月4日、母親の北川望歩容疑者(22)を殺人未遂の疑いで逮捕しました。北川容疑者は6月20日早朝、自宅マンションの風呂場で出産し、隣のアパートの敷地内のゴミ箱に乳児を遺棄した疑いがもたれています。
へその緒がついたままの状態で乳児を口の開いたポリ袋に入れ、深さ約60センチほどのプラスチック製のゴミ箱に遺棄して蓋をしていました。本人は、遺棄したことは認めているものの『殺意はなかった』と容疑を一部否認しています。誰を想定しているのかは不明ですが『出産したことがバレたくなかった』とも供述しているといいます。
遺棄から約12時間後、アパートの住民が泣き声に気づいて110番し、乳児は病院に運ばれました。乳児はまだ入院していますが、命に別条はないということが唯一の救いとも言える事件です」(全国紙の社会部記者)
乳児が捨てられたアパートの1階を物置として使用している業者が語る。