昨今、ファッション業界では各社、各店舗がさまざまなSNSを利用し、集客に役立てるケースが増えている。そんななか、ある古着店が最近始めた“過激な投稿”が物議を醸している。神奈川県横浜市と東京都荒川区にそれぞれ1店舗ずつ展開している「古着屋MUJIN」だ。
同社は以前から運用しているインスタグラムのアカウントで、スタッフの男女による試着画像、動画をアップしていた。しかし今年6月以降、下着の状態から古着を身につけていく女性スタッフの動画を投稿するようになり、今月に入ってX(旧Twitter)上でもそれが拡散されている。
「ほとんどの動画は、スタイルのいい下着姿の女性が服を着ようとするシーンから始まります。6月24日の『おすすめTシャツ5選』を紹介する投稿では、動画の初めに女性スタッフが下着(パンツ)を直すような仕草も映っており、こちらの再生数は388.3万回(7月3日時点)まで伸びています。
動画で着替えを披露している女性は、モデルの谷藤理奈さん。フォロワー1.6万人のインスタグラマーとして、自身のSNSアカウントも積極的に動かしています」(ネットメディア編集者)
“下着動画”に対するユーザーの反応は賛否様々だ。〈下着からオシャレなのいいよねぇ〉〈攻めすぎ!最高〉といったコメントもある一方で、〈なんで下着わざわざ見せてるの? 話題作り?〉〈こんな古着屋行きたくない〉といった意見もある。
また、女性が動画内で着用している下着はアメリカのブランド・Calvin Klein(カルバン・クライン)のものとみられ、〈カルバンクラインなら見せてもいいってまじで理解できない〉という声も寄せられている。
賛否両論が飛び交っている状況だが、「古着屋MUJIN」のXアカウントは7月3日に〈バズり過ぎ〉と“泣き笑い”の絵文字を添えて反応し、〈僕達の会社の平均年齢は24歳です 若さって最強や〉とアピールする逞しさも見せている。
なぜ「下着からの着替え動画」を投稿し続けているのか。「古着屋MUJIN」を経営する会社の代表・小西渓太氏に話を聞いた。