6月上旬の昼下がり、関東近郊にあるレストランから出てきた男女。帽子を目深にかぶった男性の鍛えられた腕に自分の腕を絡める女性。男性は停車した車の助手席ドアを開けると女性をエスコートし、去っていった──。この男性が女優・田中美佐子(64)の元夫・深沢邦之(57)であることに気づく人はいない。田中との電撃離婚から1年、深沢は特別な女性と人知れず愛を育んでいたようだ。【前後編の前編。後編を読む】
田中と深沢は2023年6月に28年続いた夫婦生活にピリオドを打った。1995年当時、トップ女優と付き人の若手芸人の結婚は、“収入格差百倍婚”と話題になり、一女を授かると、芸能界を代表する“おしどり夫婦”として知られていた、のだが……。
離婚当時、田中は《ここまでに至るまで、私たちはとても長い年月がかかりました。なかなか言えなくてパパも私も苦しかったです。大学生のパパと出会ってから33年以上。心から感謝しています》と、数年前から夫婦関係に溝が生じていたことを告白。深沢は《2人で話し合って出した結論ですので 受け止めて頂けたら幸いです》と、コメントした。
離婚直前の夫婦の様子について、芸能関係者はこう打ち明ける。
「田中さんと深沢さんは湘南エリアにある自宅で暮らしていましたが、離婚する数年前から深沢さんが家に帰る日が減っていました。表向きは親の世話とされていましたが、実際は夫婦関係が冷え切っていたようです。
2019年に田中さんは深沢さんと同じ長年所属していた事務所を退社しています。その頃から夫婦で話し合い、娘さんが20歳になったのを機に離婚を決断したそうです」
離婚後、田中の仕事は順調のようで、今年5月には明治座で行われた舞台『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』に出演。7月からは生田絵梨花主演のドラマ『素晴らしき哉、先生!』(テレビ朝日系)で生田の母親役を演じている。