米国のトランプ前大統領(78)の銃撃事件を伝えた『サンデーモーニング』(TBS系、7月14日放送)で、MCの膳場貴子アナ(49)の発言が集中砲火を浴びている。
同日の放送では、コメンテーターの元外務相事務次官で立命館大学教授の藪中三十二氏が、「選挙戦でいうと、変な話ですけど、有利に働く可能性がある」と指摘。これを受けて膳場アナは「そうですね。プラスのアピールにもなりかねない、という感じもしますね」とコメント。
これから銃撃時の動画がネットを通じて拡散する可能性に触れながら、「共和党、トランプ陣営がこれで結束していくきっかけにもなるかもしれない」と話した。
この膳場の発言に対し、SNSでは〈テロの直後に言うことではない〉〈不謹慎すぎる〉と批判が殺到。堀江貴文もX(旧ツイッター)で〈人の心はないね〉と綴るなど炎上した。
「SNSの批判を受けて、さすがの膳場さんも少し気落ちした様子でした。“慎重に言葉を選ぶべきだった”と反省していたといいます。彼女はキャスターというより根っからのジャーナリストなので、トランプ氏の容態以上に選挙戦への影響が気になったのでしょう。ただ、批判を受けて弱腰になるようなタイプじゃない。彼女のトランプ陣営への厳しい目は今後も変わらないと思います」(TBS関係者)
『サンモニ』と言えば、3月に降板した元MCの関口宏氏もトランプ氏に対しては厳しい論調で知られた。
前回大統領選の結果を認めないトランプ氏については「往生際が悪い」と一刀両断し、昨年4月には業務記録改ざんで起訴されたトランプ氏の支持率が落ちないことに対して、「アメリカに対してガッカリしちゃう」とコメント。
「反トランプの姿勢を隠さない関口氏はSNSで幾度となく物議を醸してきた。その後釜でMCになった膳場さんがトランプ発言で炎上というのは因果というか。早くも関口氏の正統的な“後継者”といった空気が漂っています」(同前)
※週刊ポスト2024年8月2日号