スポーツ

《19歳飲酒・喫煙でパリ五輪辞退》体操女子・宮田笙子の実家は「400年以上の歴史を誇るお寺」エースが抱えていた「精神面での課題」

喫煙、飲酒行為が発覚し五輪を辞退した宮田笙子(時事通信フォト)

喫煙、飲酒行為が発覚し五輪を辞退した宮田笙子(時事通信フォト)

 パリ五輪の開幕が目前に迫る中、体操女子に激震が走った。日本代表で主将を務める宮田笙子(19)が、出場を辞退することになったのだ。7月19日、日本体操協会は緊急会見を開き、日本体操協会代表選手の行動規範に違反する喫煙及び飲酒行為があったことを発表した。

 喫煙及び飲酒行為は、いずれも6月末から7月にかけて東京都北区にあるナショナルトレーニングセンターの宿泊棟内で行われたという。緊急会見の中で、日本体操協会の西村賢二専務理事は、「『設定された目標に対して数々のプレッシャーなどもあり、そういった行為をしてしまった』と話す場面があった」と宮田に聞き取り調査をした結果を報告した。

「協会の行動規範では、『日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する。※2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする』と定められています。また、宮田選手は19歳のため、未成年喫煙・飲酒にも該当します」(スポーツライター)

 宮田は、兄の影響で4歳から本格的に体操を始めた。福井県体操協会会長の故・小竹英雄さん(2023年10月没、享年81)に才能を見出され、「ぜひ鯖江に来てほしい」と熱心な勧誘を受けて、宮田は地元・京都を離れることを決意。中学3年生のときに同市の中学に転校し、その後、体操の名門である鯖江高校に進学した。

 天性の脚力によって、中学時代から業界で知られる存在だった宮田。一方で、“精神面が課題”とも言われていたという。前出のスポーツライターが語る。

「特に2023年の上半期は、彼女にとって受難の時期だったと言えるでしょう。2月に右のかかとを疲労骨折しました。医師に『このままだと体操ができなくなる』と言われるほどの状態でしたが、世界選手権の出場権を得るため、2か月後の全日本選手権に強行出場。周囲のプレッシャーも強く、当時は精神的に荒んだ日々を過ごしたようです」

関連記事

トピックス

無罪判決となった須藤早貴被告
《紀州のドンファン・13億円の遺産》「私に渡したいって…」元妻・須藤早貴被告が無罪判決で勝ち取る「13億円遺産相続」のゆくえ 野崎さんきょうだいら・田辺市との“3すくみバトル”
NEWSポストセブン
民事裁判は今年11月26日、新井氏に165万円の支払いを命じた判決が確定している
【今度は「胸と太ももを触られた」と主張】群馬・草津町長からの“性被害でっちあげ”の罪に問われた新井祥子・元町議 初公判で主張した“わいせつ行為”の内容の不可解な変遷
NEWSポストセブン
渡辺氏から直接、本誌記者が呼び出されることもあった(時事通信フォト)
《追悼・渡辺恒雄さん》週刊ポスト記者を呼び出し「呼び捨てにするな、“ナベツネさん”と呼べ」事件
週刊ポスト
平原容疑者の高校生時代。優しい性格だったという
【北九州・女子中学生刺殺】「まさかあいつが…」平原政徳(43)の高校クラスメイトが語った素顔「バスケ部で、喧嘩を止めるタイプだった」優しい男が凶悪犯に変貌した理由
NEWSポストセブン
送検時の平原容疑者(共同通信)
「大声出して何が悪いんだ!」平原政徳容疑者(43・無職)、事件3日前に「大量のカップ酒」空き瓶が…ゴミ収集車が行った後に 近隣住民が感じた恐怖【北九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
杖なしでの歩行を目指されている美智子さま(2024年3月、長野県軽井沢町。撮影/JMPA)
美智子さま、「海外渡航はもうおしまい」と決断か 来年度予算から地方訪問同行職員の航空チケット経費が消滅 過去の計128回海外訪問も韓国訪問は叶わず
女性セブン
筒香嘉智が今季を振り返る(撮影/藤岡雅樹)
【筒香嘉智インタビュー】シーズン中に電撃復帰した“ハマの主砲”が喜びを語る「少しは恩返しできたかな」「最後に良い感覚がやっと戻ってきた」
週刊ポスト
球界の盟主が”神の子”に手を差し伸べたワケは(時事通信フォト)
《まさかの巨人入り》阿部監督がマー君に惚れた「2009年WBCのベンチ裏」 幼馴染・坂本勇人との関係は「同じチームにいたくない」
NEWSポストセブン
中居正広
【スクープ】中居正広が女性との間に重大トラブル、巨額の解決金を支払う 重病から復帰後の会食で深刻な問題が発生
女性セブン
今オフのFA市場で一際注目を集めた阪神の大山悠輔(時事通信フォト)
もし、巨人が阪神・大山悠輔を獲得していたら…レジェンドOBが侃々諤々「一体、どこを守らせるつもりだったんですかね?」
NEWSポストセブン
大河ドラマ初出演、初主演の横浜流星
横浜流星、新大河ドラマ『べらぼう』撮影でアクシデント “祠を背負って何度も猛ダッシュ”で…想像を絶する「根性」
女性セブン
ワールドシリーズを制覇し、3度目のMVPを獲得した大谷翔平(写真/AFLO)
【故郷で異変】大谷翔平 「グッズ爆騰」で「小学校時代の直筆手紙」が”閲覧不可”になっていた
NEWSポストセブン