テレビ各局の“五輪の顔”がしのぎを削る取材現場。大会前から圧倒的な評判を誇るのが、フジテレビでスペシャルキャスターを務める元卓球日本代表の石川佳純(31才)だ。
「石川さんは事前取材も熱心で、常に対象となる選手のデータがきちんと頭に入っています。石川さん自身も長年、取材される側だっただけに選手たちの気持ちがよくわかる。実際、選手からの好感度も高いんです。柔道の現場では、率先して胴着に着替え“体当たり取材”をこなしていました」(フジテレビ関係者)
一方、対照的に不安要素を露呈したのが、日本テレビでアスリートキャスターを務める元競泳日本代表の萩野公介(29才)だ。
「6月末の陸上日本選手権では、この大会でパリ五輪の代表が決まる種目もあり、各局が五輪担当の取材クルーを送り込んでいました。なかでも、現役高校生ながら女子800mで優勝した久保凜選手は、サッカー日本代表の久保建英選手のいとこという話題でも注目されました。
ただ、萩野さんは現場で『いとこって、姪っ子と何が違うんですか』と関係者に質問していて、周囲から失笑を買っていました。慣れない現場で緊張していたのかもしれませんが、本番がちょっと不安になりましたね」(陸上関係者)
好感度も取材力も石川が頭ひとつ抜けている状況の五輪キャスター戦線だが、ここにきて、テレビ東京が送り込む意外な人物が注目を集めている。
「テレ東は五輪中継の応援団長にお笑い芸人の出川哲朗さん(60才)を抜擢したんです。このテレ東の“刺客”が石川さんの牙城を崩し、五輪中継の話題を全部さらってしまうのではと、もっぱらの評判なんです」(テレビ局関係者)
出川といえば、バラエティー番組の無茶ぶりロケで数々の実績を残してきたレジェンド。その桁違いのコミュニケーション能力は、海外セレブの突撃取材にも遺憾なく発揮されてきた。
「海外映画祭やファッションウィークに参加し、ぎこちない英語でセレブたちにツーショットをお願いする企画は有名。パリ五輪の取材エリアでも、出川さんの“英語力”が炸裂し、有名選手たちからコメントを取りまくるのではないかといわれているのです」(前出・テレビ局関係者)
出川がパリの地に新たな伝説を刻むかも。
※女性セブン2024年8月8・15日号