プロゴルファー、漫画原作者として活躍した坂田信弘さんが7月22日に亡くなった。76歳だった。
坂田さんは1947年10月11日、熊本県生まれ。京都大学中退後、1969年より自衛隊に入隊、1971年任期満了で除隊。同年より栃木県にある鹿沼カントリー倶楽部で研修生活を送り、1975年日本プロゴルフ協会プロテストに合格。トーナメント生活を送りながら執筆活動をはじめた。
1991年、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて『風の大地』(作画:かざま鋭二)の連載を開始し、1993年に第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。『ひかりの空』(作画:かざま鋭二)、『奈緒子』(画:中原裕)、『DAN DOH!!』(作画:万乗大智)、『大地の子シリーズ』(作画:かざま鋭二)、『GOLF練習嫌いはこれを読め!』(共著:弘兼憲史)など精力的にさまざまな原作を執筆し続け、スポーツ漫画の可能性を切り開いた。
レッスンプロとしての活躍も目覚ましかった。1993年に開校した「坂田ジュニアゴルフ塾」からは、賞金女王に輝いた上田桃子、古閑美保のほか、笠りつ子、安田裕香ら多くのトッププロを輩出。名指導者として知られた。
葬儀は親族のみで執り行われた。ご冥福をお祈りします。
週刊ポスト編集部のコメント
作家の坂田信弘先生が、2024年7月22日に永眠されました。76歳でした。なお、ご葬儀は親族のみで執り行われました。「週刊ポスト」で『GOLF練習嫌いはこれを読め!』シリーズ、「ビッグコミックオリジナル」で『風の大地』、「ビッグコミックスピリッツ」で『奈緒子』、「週刊少年サンデー」で『DAN DOH!!』をご執筆いただいた、先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します。