スポーツ

男子バレーボール高橋藍、SNSで“高級時計を見せつける”派手な私生活の裏に「バレーを子供にとって夢があるスポーツにしたい」の信念

高橋藍選手

高橋藍選手

 インスタグラムのフォロワー数は229万人を超え(7月23日時点)、いまやアイドル的な人気を博すバレーボール男子日本代表の高橋藍(22才)。7月26日開幕のパリ五輪で、52年ぶりのメダル獲得が期待されるバレー男子の若きエースである。端正な顔立ちと確かな実力でファンを虜にする彼の日課は、SNSの投稿だ。筋肉質な腕にはめられた高級腕時計がキラリとまぶしい写真を投稿するなど、私物や遠征先の華やかな日常が目を引く。

「腕時計はグランドセイコーのスポーツコレクションで、高いものだと250万円近くします。高橋選手は100万円弱のものを買ったとみられますが、日本の最高級ブランドを着用するあたり、センスが光る。

 開設したYouTubeチャンネルではカラオケで美声を披露したり、ユーザーからの『年下と年上どっちが好き?』や『何フェチ?』といった質問に答えるなど、ここまで赤裸々なファンサービスは昨今のスポーツ界でも珍しい」(スポーツ紙記者)

 一見、派手な私生活を切り売りしているように見えるが、そこに高橋の“バレー愛”が隠されている。

 かつてバレー男子といえば超花形だった。1980年代には川合俊一(61才)が、1990年代には中垣内祐一(56才)が人気を牽引。国際大会のテレビ中継は20%近い視聴率を叩き出し、会場外で選手の出待ちや、追っかけをするファンが後を絶たなかった。

 しかし2000年代に入ると、ジリジリと世界に差を広げられ、五輪出場すら叶わない「暗黒時代」に突入する。1995〜1996年には22万人を超えた国内最高峰リーグ「Vリーグ」の総観客数も、2012〜2013年には12万人まで落ち込んだ。この低迷期にバレーと出合ったのが、高橋だった。

「小学2年生のときにバレーを始めた高橋選手は、運動神経抜群で見たものをすぐにコピーできる、いわゆる天才型です。高校3年生の冬に主将として挑んだ春高バレーで母校を初優勝に導くと、勢いそのままに18才にして日本代表入りを果たしました。この頃から徐々にその名をとどろかせ、ファンも増え始めた。春高バレーでも出待ちをする人たちに丁寧な対応をしていたのが印象的でした」(前出・スポーツ紙記者)

関連記事

トピックス

山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン