今回のパズルは、ひらがなと、そのひらがなの向きを変える等したものとの組み合わせの中で、回転させると同じ字になるペアを選ぶものです。鏡像のように裏返っている組み合わせは選ばないでください。
テレビの視聴時間と認知症発症率は比例するという研究結果があります。一方的な情報をただ受け取るだけでは脳は活発に働きません。このパズルは空間的な情報を処理する力を鍛えます。
道にすぐ迷う人は、頭の中で地図を回転させ、どの方向に向かうべきかをイメージする力が衰えているといえます。この問題を解くことで頭頂連合野の働きを促し、情報処理能力を高めることができます。
〈パズルの答えは次ページ〉
【プロフィール】
川島隆太(かわしま・りゅうた)/1959年生まれ、千葉県出身。東北大学大学院医学系研究科修了。脳機能イメージング研究の第一人者。『脳を鍛える大人の計算ドリル』など著書多数。
取材・文/小野雅彦
※週刊ポスト2024年8月2日