秋篠宮家の長男・悠仁さまは、筑波大学附属高校の3年生で、受験勉強の天王山ともいわれる夏休みの真っ只中だ。志望校に注目が集まる中、7月18日、宮内庁長官による定例会見がにわかに波紋を呼んだ。
件の会見では、悠仁さまが9月6日に18才となられ法律上は成年されること、ただし男性皇族の成年の儀式である「成年式」は2025年3月の高校ご卒業後に行われる予定であることに触れたのち、次のような説明がなされたという。
成年式までは「新年一般参賀」などの宮中行事や宮中祭祀への参加は控えられる。ただし、「園遊会」などの宮中以外の行事には、成年式以前であっても参加される可能性がある──。
「成年式以前に園遊会に参加されるのは異例のことです。天皇陛下も秋篠宮さまも、初参加は成年式の後でした。会見の内容は長官の一存ではなく、秋篠宮ご夫妻の了承を得た上での発表ですから、宮中行事かそうではないかを参加の判断基準にされるというのはご夫妻のご意向なのでしょう。あえて園遊会という具体的な行事名に触れたからには、出席の可能性が高いのでしょう」(宮内庁関係者)
例年通りであれば、秋の園遊会は11月初頭に行われる。大学受験に臨む学生たちからすれば共通テストまで約2か月と差し迫った時期であり、悠仁さまにとってもそれは同じだ。
本命と目されている東京大学農学部の場合、11月初旬は、学校推薦型選抜の出願時期と重なる。先日公表された募集要項によると、求められる実績は「研究成果あるいは論文」「活動実績等の資料」などである。
「皇居や赤坂御用地のトンボについての論文を執筆され、国際会議で成果を発表される予定もありますから、書類選考の内容は申し分ないでしょう。ただ、出願の約2か月後に本番を控える共通テストで8割以上の点数をクリアする必要がありますから、11月という時期に参加されるのか、慎重な判断が求められます」(皇室ジャーナリスト)
一方、ある教育関係者は「別の大学も視野に入れられているはずです」と話す。
「悠仁さまは、AC(アドミッションセンター)入試を利用して、筑波大学生命環境学群生物学類に進学されるという話もあります。この制度の場合、試験は書類と面接・口述試験のみで、共通テストは不要。今年の合格発表日は、11月1日の予定です」