かつてはグラビアアイドルとして活躍しながらバラエティ番組でもお茶の間の人気者に。そして今や女優として評価を高めている。小池栄子とMEGUMIのことである。元イエローキャブ軍団の2人が今、求められる理由とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
* * *
今、民放各局のテレビマンやテレビ誌の編集者と話すときに、女性タレントの中で頻繁に名前があがるのは小池栄子さん(43歳)とMEGUMIさん(42歳)。2人は所属の経歴こそ異なるものの、野田義治社長率いる巨乳軍団・イエローキャブやサンズで活躍したグラビアアイドルであり、しかも40代の現在がピークを迎えているようなムードも共通しています。
現在、小池さんはドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)で主演を務めているほか、今年は配信中の『地面師たち』(Netflix)や舞台『骨と軽蔑』にも出演。さらにバラエティの『クレイジージャーニー』(TBS系)と『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』のMC、経済系ドキュメンタリー『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)のインタビュアーとしてレギュラー出演しています。
一方、MEGUMIさんは現在放送中の『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)に加えて今年すでに『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ系)、『東京タワー』(テレビ朝日系)、『季節のない街』(Disney+・テレビ東京系)の連ドラ4作に出演。今月16日公開のアニメ映画『ねこのガーフィールド』で声優を務めるほか、バラエティでも『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)の中核を担っています。さらに出るだけでなく映像プロデューサーとしても活動するほか、実業家としてカフェを経営。2冊の美容本もベストセラーになるなどマルチな才能を発揮しています。
同じ40代の女優と比べても突出した活躍をしているほか、他の分野でもトップクラスとして認められるなど、まさに無双状態の2人。なぜ令和の今、これほど支持されているのか。2人の共通点やトップに登り詰めた理由などをあげていきます。