その美しすぎる姿は“選手以上”に目立っていた。連日の中継では活躍する選手はもちろん、それを報じる各局のキャスターにも注目が集まっている。なかでもとりわけ高評価なのが、フジテレビの「パリ五輪スペシャルキャスター」を務める元卓球女子日本代表で五輪メダリストでもある石川佳純(31)だ。
「アスリート時代とは違った大人っぽい雰囲気に加えて、自身の選手時代の経験を交えた丁寧なレポートが非常に好評です。各局を代表して大物アスリートや人気タレントが多数現地入りしていますが、今回、最も株を上げたアスリート出身タレントの1人と言えるのではないでしょうか。今後は卓球に限らず、広くスポーツ番組などのキャスターとしての需要が高まるでしょう」(テレビ局関係者)
「非常にリーズナブルな価格」
石川の“争奪戦”はすでに企業の間で勃発している。昨年からファーストリテイリング、キリンビール、出身地の企業である山口銀行を擁する山口フィナンシャルグループなどの広告に立て続けに出演。すでに「広告塔」としての需要は高いようだ。大手広告代理店社員が言う。
「石川さんは今、元アスリートの広告需要としてはトップクラスだと思います。弊社で石川さんを企業に紹介する際に提示する『年間契約推定金額』は3000万~3500万円。そう聞くと非常に高額に思えるかもしれませんがこれはCM出演料だけではありません。ウェブの動画出演や商品発表の際のイベント参加などを包括的に契約する際の金額です。五輪メダリストとしてはかなりリーズナブルな価格であることも、起用が増えている背景にあると思います」
だが、あくまでこれは現在の交渉価格だ。大手広告代理店が設定するこうした金額は年に数回更新され、上下していくものだという。その点、石川に関しては今後、大幅なギャラ高騰が予想されるという。
「同じ卓球の福原愛さん(35)は5000万~6000万円と言われていますが、石川さんはそれに並ぶ勢いだと聞いています。すぐにギャラが倍増してもおかしくありません」(同前)
レポーターとして“金メダル獲得”の活躍ぶりだ。
※週刊ポスト2024年8月16・23日号