「皆さんと最高の夏にしたいと思います!」──平野紫耀(27才)がそう呼びかけると、会場に詰めかけた観客は大きく沸いた。
8月11日に行われた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』で堂々としたパフォーマンスを披露した平野、神宮寺勇太(26才)、岸優太(28才)によるダンスボーカルグループ「Number_i」。彼らが国内の音楽フェスに登場するのは今回が初だったが、ステージを縦横無尽に動き回り、会場を大いに盛り上げるその姿は、彼らを目当てに来た客以外の視線も釘付けにした。
「当初は会場がアイドルファンの女性ばかりになるのではという懸念もありましたが、蓋を開けてみればNumber_iを初めて見たであろう男性の観客もノリノリで、3人の歌唱力とダンスレベルの高さ、絶妙なMCを見せつけるステージになりました」(レコード会社関係者)
Number_iは、9月23日にファーストアルバム『No.1』がリリースされる予定で、その中に各メンバーのソロ曲が収録されることが発表されたばかり。中でも話題を呼んでいるのが、平野のソロ曲『透明になりたい』だ。
「この曲は、シンガーソングライターのVaundyさん(24才)のプロデュースです。彼とのコラボは平野さんにとって悲願でした」(前出・レコード会社関係者)
Vaundyは、作詞、作曲、編曲だけでなく、映像プロデュースなどマルチに活躍する人気アーティストだ。2019年にYouTubeで楽曲を発表し始めると、瞬く間に注目を集め、2022年末の紅白歌合戦に初出場を果たし、『怪獣の花唄』、『おもかげ』を披露。また、Adoや菅田将暉(31才)をはじめ、楽曲提供も行っており、ファンを公言する芸能人も多い。
「平野さんはVaundyさんを心から尊敬しているそうです。3年ほど前から彼にハマっていると周囲に話していて、『King & Prince』時代には、撮影時に彼の曲を鼻歌でよく歌っていた。曲もさることながら“ほっぺが赤くてかわいいんだよね”とVaundyさんの見た目にも興味を惹かれているようでしたね」(ファッション誌関係者)
好きなアーティストのコンサートには、仕事の合間を縫って足繁く通うタイプの平野。しかしVaundyとなると、別だった。
「というのも、Vaundyさんには一ファンとして会うことを避けていたそうなんです。ライブに行って『ファンです』と伝えるのではなく、『あなたと一緒に音楽をやりたい』と伝えられる存在になりたいと願っていた。そのため、これまであえて彼のコンサートに足を運んでこなかった。
キンプリを脱退し、Number_iとして始動したことで心境の変化が生まれたようで、昨年、『楽曲をプロデュースしてほしい』とVaundyさんに猛アプローチしたそうです」(音楽関係者)
平野念願のコラボ曲は、ファンのみならず音楽業界においても大きな注目を集めている。Number_iの今後の活動にも弾みをつける一曲になりそうだ。
※女性セブン2024年9月5日号