パリ五輪の陸上女子100メートルハードルで注目を集めたのが、田中佑美(25)だ。スポーツ紙記者が語る。
「レース前にカメラに向かって笑顔で首を横に傾ける姿がネットで大きな話題になり、大会直後から彼女のSNSには『一番輝いていました』といったコメントが世界各国から相次いでいます。それだけではなく、レース後のインタビューで『××と申し上げましたが…』などと謙譲語を使った丁寧な対応をとったことについても絶賛されていました」
大阪府出身の田中は、中学で陸上を始め、大阪・関西大一高時代には全国高校総体の100メートルハードルで2連覇を果たし、立命館大学進学後の2019年には日本インカレ優勝。卒業後は富士通陸上競技部に進んだ。
「世界陸連が定めるパリ五輪出場資格獲得条件は世界ランキング40位以内。彼女は39位でギリギリ代表に滑り込んだ。まだまだこれからの選手です」(前出・スポーツ紙記者)
その一方で“異色の経歴”も持っている。
「身長172センチの8頭身を活かして、2024年4月には女性ファッション誌『BAILA』でモデルに挑戦しています。幼少期はバレエに取り組み、大学進学前は宝塚歌劇団への入団も真剣に考えたようです」(同前)
そんな彼女をめぐっては早くもこんな声が聞かれる。
「引退後は間違いなくスポーツキャスター・解説候補です。今大会のNHKでの陸上中継に登場し、『聡明で美しい』と注目を集めた100メートルハードル元日本代表の木村文子さん(36)は、横浜国大教育人間科学部出身の才女。
田中も立命館大経済学部に入学しており、木村さんと似た雰囲気を持っている。今から出演オファーを見据えている局も多いようです」(テレビ局関係者)
今後、どんな活躍を見せていくのか。
※週刊ポスト2024年8月30日・9月6日号