ビジネス

《モザイクなしで胸部が丸出しに》YouTube上で“無修正搾乳動画”が物議「教育コンテンツならセーフ」? Googleが回答した「ポリシー違反」の内容

YouTube上にアップロードされている動画のサムネイル(編集部で一部加工しています)

YouTube上にアップロードされている動画のサムネイル(編集部で一部加工しています)

 Googleが運営する動画投稿サイトYouTube上で、最近になって急増し始めた“搾乳動画”が物議を醸している。

 搾乳とは、母親が子供に直接授乳できない場合などに行なわれる行為で、手で絞る方法と搾乳器を使用する方法がある。突如“女性が胸を露出した動画”を目にしたネットユーザーの間では物議を醸している。ネットニュース編集者が語る。

「主に男性ユーザーのYouTube上のオススメ欄に、最近急に『搾乳器の使い方』といったタイトルの動画が浮上するようになったと聞いています。内容を見ると、モザイクが全くかかっていない状態で、若い女性が胸を露出して搾乳を行なっており、SNS上でも混乱の声が上がっています」

 公開されている複数の“搾乳動画”のうち、多いものだと投稿から約1か月で1000万回再生を超えている。これらの動画に共通しているのは、登場するのが若い女性であること、胸を露出して搾乳を行なうこと、そして「#子育て」「#育児」などとハッシュタグがついている点だ。

 YouTubeでは「コミュニティガイドライン」という規約が定められており、基本的に性的満足を意図したコンテンツの投稿を禁止している。しかし、その規約を確認すると「教育、ドキュメンタリー、科学、芸術が主な目的であり、必要性や脈絡がある限り、性的なコンテンツが許可される場合もあります」とも書かれている。

「明らかに胸を露出しているのにもかかわらず、これらの動画が削除されないのは、動画のタイトルやハッシュタグにある通り、YouTube側が『教育的なコンテンツ』と認識しているということなのかもしれません」(同前)

 しかし、成人向けコンテンツに詳しいライターの河合桃子氏は、「これらの動画は視聴者の性的満足を目的とし、収益を得るために作られている可能性が高い」と指摘する。

「YouTube上で出回っている動画の多くは、成人向けのきわどいコンテンツを扱う個人や会社が、収益化を見込めるサイトへの導線として投稿しているものです。そうした動画の概要欄に、別のSNSやサイトへ誘導するリンクが貼られていることから、それとわかります。

 チャンネルのなかには、誘導先の外部サイトで搾乳をコンテンツ化し、月1000万円以上を稼ぐ業者もいると聞いています。『教育的なコンテンツ』を装って、搾乳という女性にとってデリケートな行為を性的に消費している動画が多数出回っていることに、危機感を感じます」

関連キーワード

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
ソロとして音楽活動5周年を迎える香取慎吾
《ソロで音楽活動5周年》香取慎吾が語った「5人とは違って…」「もっとできるはずなのに」ソロで経験した“挫折” ライブツアーでは「パーフェクトビジネスアイドル」としてファンを沸かせる
NEWSポストセブン
13年ぶりの写真集『ふたたび』(双葉社)を5月30日に発売
小向美奈子 Xで「今年結婚します!」投稿の真意を本人に聞いた 今でも「年に1~2回くらいは求婚される」と語る彼女は“ダーリン”との未来予想図をどう描くのか
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんとの写真を公開した大谷翔平(公式インスタグラムより)
《さようなら長嶋茂雄さん》大谷翔平から石原裕次郎まで、誰からも愛された“ミスター”の人生をスターたちとの交流で振り返る 
女性セブン
沖縄を訪問される天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年6月4日、撮影/田中麻以)
《愛子さま 初めての沖縄ご訪問》ブルーのセットアップで母娘の“おそろい”コーデ再び! 雅子さまはくすみカラーで落ち着いた着こなしに
NEWSポストセブン
人気インフルエンサーがレイプドラッグの被害者に(Instagramより)
《海外の人気インフルエンサーが被害を告発》ワインに“デートレイプドラッグ”が混入…「何度も嘔吐し、意識を失った」「SIMカードが抜き取られていた」【オーストリア】
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
『激レアさんを連れてきた。』に出演するオードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサー
「絶対にネタ切れしない」「地上波に流せない人もいる」『激レアさんを連れてきた。』演出・舟橋政宏が明かす「番組を面白くする“唯一の心構え”」【連載・てれびのスキマ「テレビの冒険者たち」】
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン