国内

【全文公開・前編】総裁選出馬の小泉進次郎氏、懸念材料となる“ファーストレディー問題” 思想信条には妻・滝川クリステルの存在が見え隠れ

総裁選に出馬

総裁選に出馬

 自民党総裁選で、俄然注目を集める小泉進次郎元環境相(43才)。果たして進次郎氏は、次期首相候補としてふさわしいのだろうか──その言動を検証する。【前後編の前編。後編を読む

 岸田文雄首相が退陣を表明し、10人以上が名乗りを上げる異例の展開となった自民党総裁戦(9月12日告示、27日投開票)。混戦の中で一歩抜け出したのが、9月6日に総裁選出馬会見を開くと発表した小泉進次郎元環境相である。

「すでに立候補に必要な20人の推薦人を確保し、旧派閥の垣根を越えた40人以上の支持を取り付けたともいわれています。派閥解体後、存在感が強まっている菅義偉前首相も裏で支援を表明しており、有力候補の『小石河』(小泉・石破茂・河野太郎)の中でもダントツの勢いです」(政治部デスク)

 若さと知名度は抜群で、44才で初代総理大臣に就いた伊藤博文の最年少記録を塗り替える可能性も指摘されているが、経験の少なさと能力不足を不安視する声は少なくない。

「そもそも彼には閣僚経験が1回しかありません。父の純一郎氏は厚生大臣や郵政大臣を歴任しましたが、進次郎氏が務めたのは環境相という軽量級のポジション。しかも、在任中の言動には賛否両論が渦巻き、中身のない発言が度々批判を浴びました」(前出・政治部デスク)

 環境相時代の進次郎氏の実績のひとつが、レジ袋の有料化だ。

「なぜプラスチック素材が世界中の問題となって取り組まれているのか、そこに問題意識を持ってほしい」

 したり顔でそう語り、施策を推し進めた進次郎氏に多くの国民が振り回された。

「レジ袋が全国の自治体のゴミに占める割合はたった0.4%。焼却しても有害物質はさほど出ないといわれており、プラスチックゴミの削減にほとんど効果がないことは進次郎氏自身も認めていることです。人気取りのために、国民に無駄な負担を強いたと批判され、評価は散々でした」(前出・政治部デスク)

 独特の言い回しで質問を煙に巻く「ポエム」や「進次郎構文」も大炎上した。

「2019年9月に国連気候行動サミットで、『気候変動のような大きなスケールの問題に取り組むことはセクシーでなければなりません』と英語で発言した際は、国内のみならず海外でも物議を醸しました。ニュース番組で、政府が温暖化ガスの削減目標を2013年度比で46%減に決めた理由を聞かれ『おぼろげながら浮かんでるんです。46という数字が』と話すなど、迷言、珍言には枚挙にいとまがありません」(前出・政治部デスク)

 党内では世代交代を求める機運が高まっているが、「人気や知名度だけで一国のトップを選んで本当にいいのかという声は多く聞かれます」と永田町関係者はため息をつく。そしてもう1つ、進次郎氏が首相になったときの懸念材料に挙げられているのが「ファーストレディー問題」である。

 進次郎氏は2019年8月に3才上のフリーアナウンサー・滝川クリステル(46才)と結婚したが、彼女の存在が故・安倍晋三氏を悩ませた妻の安倍昭恵さんのように、進次郎氏の“アキレス腱”になるのではないかと囁かれているのだ。

「官邸で行った結婚会見で、進次郎氏は『クリステルさんといると政治という戦場から離れることができ、寄りかかっていいような、無防備な自分にさせてくれる』とのろけ、その横で滝川さんは不敵な笑みを浮かべていました。

 外で会ったのは会見の日が2度目で、初めての外出は神奈川・横須賀の実家に滝川さんと彼女の愛犬・アリスを連れて行った日だったとか。一度もデートを目撃されたことはなく、電撃的に発表された“できちゃった婚”で、終始滝川さんが主導権を握っているともいわれました」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
中日ドラゴンズのレジェンド・宇野勝氏(右)と富坂聰氏
【特別対談】「もしも“ウーやん”が中日ドラゴンズの監督だったら…」ドラファンならば一度は頭をかすめる考えを、本人・宇野勝にぶつけてみた
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン