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《20代女性にキス》不同意わいせつ容疑で書類送検された自民・山口晋議員 地元住民が語っていた父・山口泰明自民党元選対委員長の“親ばか”ぶり

書類送検された自民・山口晋議員

書類送検された自民・山口晋議員の父は特徴的だ(時事通信フォト)

 20代の女性に同意のないままキスをしたとして、不同意わいせつ容疑で書類送検された自民党の山口晋・衆院議員(41)。山口氏は昨年11月、東京・港区の飲食店に勤務する20代女性の自宅マンションに行った際、エレベーター内で同意がないままキスをするわいせつな行為をした疑いが持たれている。警視庁の任意の取り調べに対しては、「キスはしたが、相手からしてきた」という趣旨の話をしているという。また、議員の事務所は「捜査中のためコメントできない」としている。

 今回、容疑となったのは『週刊ポスト』2023年12月8日号で報じたトラブル事案だ。山口氏は昨年11月1日の夜、東京・赤坂のラウンジを訪れ、当時この店に勤めていた滝沢カレン似の長身女性A子さん(20代)に「テキーラ飲もうよ」「もっと強いお酒ないの?」などと言ってさんざんお酒を飲んだという。

 そしてひどく酒に酔った状態のA子さんを送るため、赤坂にあるA子さんの自宅マンションに移動。そこで、泥酔したA子さんの同意がないなか、エレベーターでキスをしたという。この様子をA子さんの母親が目撃し、赤坂署に通報。駆けつけた警官に事情を聞かれ、山口氏は帰宅を促されたのだった。

 山口氏といえば、父・泰明氏は自民党選対委員長や組織運動本部長を歴任し、菅義偉・前首相の側近として知られた大物政治家だ。その泰明氏の次男である晋氏は成城大学卒業後、一橋大学大学院、留学を経て東京ガスに入社。2018年に官房長官だった菅氏の秘書となり、1年間務めた後、2019年に父の秘書となった。

 初当選は2021年。泰明氏が引退を表明したため、晋氏が地盤を継ぐかたちで埼玉10区から出馬した。地元住民はこう話す。

「世襲政治家のイメージを払拭したかったのか、選挙期間中は自転車で選挙区を回ったり、ドローンを飛ばして映像などを収録するなど、泰明さんの時とは違う少し変わった選挙運動を繰り広げていました。結局、次点に6000票差で勝つギリギリの戦いでしたね」

 当選してからの晋氏は、地元での評判はいいという。

「選挙区の有力者などとの会合を地元で定期的に開いています。若い有権者と地元のカフェでお茶を飲む姿も目撃されていました。当選するまでは長らく地元を離れていたため、溶け込むために必死なのだろうと思います。

 ただ、当選してからも泰明さんは息子をずっとバックアップしているようです。昨年4月の地方統一選挙後には、晋さんの選挙区で当選した新人市議に、お祝いということでお菓子を配って回っていた。『息子をよろしく』という意味だろうと市議たちは言っていましたね」(同前)

 世襲のイメージを払拭できていない様子の晋氏。今回の“泥酔キス事件”では親の力は頼れないだろう。

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