「社会の果樹園を創造する。」をミッションとして、ECブランド(「Electronic Commerce」の略で、ECブランドとは店舗ではなく、主にオンラインで販売するブランドのこと)の販売支援や育成などを行う「ACROVE」が取り扱うのが、オットマンにもトランポリンにもなる本製品だ。
「スプリングのように弾力のある素材を、約3000通りの組み合わせから厳選しました。5層構造になっていて、中心部には厚さ約2cmの『高弾性ウレタンフォーム』があり、それを約5cmの『3次元ファイバー』で挟み込み、さらにその外側を約4cmの『高反発ウレタンチップ』で包みました。つまり、計約20cmのサンドイッチ構造となっています」(ECロールアップ事業本部の岡村菜々子さん・以下同)
本製品の上でジャンプすると、中材で使用している元の形状に戻る力が強い高弾性・高反発素材と、ファイバーに含まれる空気の層によって跳ねる仕組みになっている。また、衝撃は吸収されるため、着地の際、足腰への負担が少ない。加えて、静音性も高い。
「騒音レベルは、静かな住宅地や図書館内などと同様の45dbです。階下に振動が響きにくいので、マンションでも安心してご利用いただけます」
着地面は50×50cmと広く、裏面には滑り止め加工が施されている。
NASA(アメリカ航空宇宙局)によれば、5分間のトランポリン運動は1kmのランニングに相当するという。実際にジャンプしてみると、想像以上の負荷に驚く。また、本製品の使用と歩行運動を同時に行い、消費カロリーと筋肉の増加量を比較した結果(ユニチカガーメンテテック株式会社調べ)、平均消費カロリーは96%上がり、お腹の筋肉は48.3%、背中の筋肉は39.9%、ふくらはぎの筋肉は168.6%、太ももの筋肉は234.7%、それぞれアップした。
「1分間跳び続けるとへたり込んでしまうぐらい、体力を消耗します。無理なく楽しく続けるには、1回30秒など小刻みに行うのがおすすめです」
ジャンプは負荷が高いと感じるのであれば、踏み台昇降(掲載画像)に使用するのもいい。
本製品はソファの足置きや座椅子やテーブルとしても使え、インテリア性も高い。形は2種類あり、カバーのカラーバリエーションは20色。素材は2種類用意されている。
WHO(世界保健機関)の調査によると、世界の男性の4人に1人が、女性の3人に1人が運動不足だという。外出しなくても体を鍛えられる本製品。お試しあれ。
【商品DATA】
クッショントランポリン『OPPOMAN』/ACROVE/2万3800〜2万5800円
サイズ/縦500×横500×高さ200mm(四角型)、直径500×高さ200mm(丸型)
重量/約4kg
カバーは2種類で、コットン製のイブル(韓国語で「布団」の意味)生地と、サラサラの肌触りで高級感のあるスエード生地。いずれも取り外し・洗濯が可能。別売り(9050円)もしている。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年9月19日号