スポーツ

秋場所の向正面に「溜席の着物美人」が! 盛夏に着る薄物で観戦の理由を本人明かす「異常な暑さで館内の熱気が凄い」「後半戦は単衣にしたい」

土俵上の熱気が周囲にも伝わっているのか(JMPA、以下秋場所写真同)

土俵上の熱気が周囲にも伝わっているのか(JMPA、以下秋場所写真同)

 関脇・大の里が大関取りに挑戦する大相撲秋場所が9月8日から東京・両国国技館で幕を開けた。熱戦が続く館内では、ちょっとした異変が起きている。「秋」場所にもかかわらず、半袖姿の観客が大半で、マス席や溜席でもうちわや扇子でパタパタと仰ぐ姿が目立つ。7月の名古屋場所でのうちわはお馴染みだが、本来は気候がいい5月と9月に開催される国技館での本場所では、あまり見られない光景だ。そうして土俵周りで声援を送る観客の姿にも、注目が集まっている。

 例年、9月初旬の東京の平均気温は25度だが、今年は最高気温30度以上となる真夏日が続いていた。そうしたなか、国技館に姿を見せたのが、毎年11月の九州場所では控え行司のすぐ隣の溜席に15日間通い続け、ネットニュースで「着物美人」として取り上げられたこともある女性だ。秋場所の初日は向正面の溜席5列目中央あたりに座り、ハンディファンを手にしていた。淡いグリーンの着物とシルバーの帯という装いで、打ち出し後に本人に声を掛けてみると、こう応じた。

「季節の移ろいを身近に感じながら春夏秋冬のおしゃれができるのが着物です。それぞれの場所に合わせた着物で相撲観戦を楽しませてもらっていますが、今年の暑さは異常ですね。館内はクーラーが効いていますが、それでも熱気が凄い。初日と2日目は盛夏に着る薄物(絽)で観戦させてもらうことにしました。後半戦は通常9月に着る単衣(ひとえ)の着物で観戦させてもらおうと思っています」

 その言葉通り、着物美人は2日目も向正面の同じ溜席に登場し、夏用の紗の濃紺の着物に朱色の帯で観戦していた。大相撲の本場所を彩る着物姿の観客たちも、年々厳しくなる残暑にどう対応するかを考えているようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン