スポーツ
2024.09.14 07:00
週刊ポスト
元関脇・嘉風の中村親方、角界の慣習にとらわれない部屋運営と指導法 笑い声が飛び交う稽古は週休2日制「親方の威厳で縛らず、信頼で縛りたい」
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立ち合いなしでいきなり四つに組んだ状態からスタートするなど、独自の稽古を採用
稽古は2部制。午前中は器具を使って敏捷性などを鍛える瞬発系トレーニングを行なう。将来的には専任コーチをつけたいという
午後はまわしをつけて土俵での稽古。チューブを使った準備運動から始まる。四股やすり足にもオリジナル性を高めている
疲労回復のために酸素カプセルも導入している。「毎日2時間ほど中で寝ています。無茶苦茶いいですよ」(友風)
親方が現役中に使っていた筋トレ器具を備えた部屋の3階にあるトレーニングルーム。夕食後、若い力士が汗を流している
中村部屋ライングループ。動画とコメントでフィードバック。個別ラインも活用している
親方みずから調理場に立って朝食のスムージーを作る。ご飯にしないのは力士たちの支度時間の負担を軽減するため
朝食は特製スムージーだが、昼食か夕食のどちらかはちゃんこ鍋となる。1日1万~1万5000カロリー摂取を目指す
1日3食を導入。ちゃんこ番はいるが、給仕係はいない。全員が同時に着席して和気あいあいとした雰囲気で食事する。写真は昼食の様子
9月1日に部屋開きを行ない、部屋の看板を掲げた。国技館から150m、徒歩2分という立地に恵まれた場所に部屋を構えた