カジノやリゾートホテルなどきらびやかなネオンで彩られた歓楽街。そこから少し足を延ばせば、真っ青な空と赤い岩山が連なる雄大な大地が広がる。初めてのふたりだけの海外旅行は、このアメリカ西部の観光都市に決めていた。そう、この旅は特別な意味を持つから──。
暦の上では秋だが、連日真夏のような暑さが続いた9月上旬の昼下がり。千葉県の成田空港も、夏を思わせる鮮やかな色の服を着た人たちであふれかえっていた。そんななか、全身黒のファッションに身を包み、異質なオーラを放つ男女が別々に帰路を急ぐ。その日、海外から帰国したのは、綾瀬はるか(39才)とSixTONESのジェシー(28才)だ。多忙なスケジュールの合間を縫ってでも彼女がどうしても行きたかった場所、それは米ラスベガス──。
日本を代表するトップ女優と、いまをときめくアイドルの熱愛を本誌・女性セブンが報じたのは、今年7月のことだ。昨年8月公開の映画『リボルバー・リリー』で共演したふたりは、撮影後連絡を取り合うようになり、交際を開始。現在は、綾瀬が暮らしていたマンションで同棲生活を送っている。このタイミングでのビッグカップルの誕生と、ファンの反応に「予想外の連続でした」と話すのは、ある芸能関係者だ。
「SixTONESは今年が結成10年目で、さらにデビューから5年目という節目の年。その記念すべき年を盛り上げようと、今年から2026年までを『“Raise our VIBES“ years 2024-2026』と名付け、さまざまな活動に精力的に取り組むことになっているんです。
そんな最中の熱愛報道だけにファンの反応が気になるところでしたが、フタを開けてみれば、祝福するファンが大半でした。報道された内容からも、ジェシーさんが本気で綾瀬さんを幸せにしようということが伝わっているからでしょうね」(芸能関係者)
その本気度は、この夏ふたりが選んだ旅先にも表れている。
「ジェシーさんは昨年から、2024年内にラスベガスへの里帰り計画を周囲に話していました。当時はしばらく帰っていないようだったから恋しくなったのかな……と思っていたのですが、いま思えば、“彼女とふたりで”帰ることに意味があったんですね」(前出・芸能関係者)
「おばあちゃんの家に連れて行く」
世界でも類を見ないゴージャスさを誇る観光地、アメリカのラスベガス。訪れた人は日常を忘れ、ひとときの夢に酔いしれる。しかしジェシーにとってこの地は、特別な意味を持つ。
「ジェシーさんは生まれも育ちも日本ですが、お父さんがラスベガス出身のアメリカ人で、親戚の多くがラスベガスにいるそうなんです。仕事が忙しくなる前は、毎年のように“里帰り”して、ラスベガスの親戚の家で、バーベキューをしたりサーカスを見に行ったりして過ごしていたそう。子供の頃のいちばんの思い出として、親戚宅でのクリスマスパーティーを挙げていたこともあるくらいです。最近、ご両親もラスベガスで過ごすことがあるようで、彼にとって“もう1つの実家”と言っていいでしょう」(テレビ局関係者)
そんな故郷への愛は、大切な人と分かち合う──彼は19才のときからそれを決めていたようだ。過去に雑誌で「理想のデートプラン」を問われた際にはこう答えている。
《ラスベガスにいるおばあちゃんの家に連れて行く。おばあちゃんは日本が大好きで家に扇子を飾ったり、冷蔵庫に青汁を入れたりしているよ。彼女を連れて行ったら絶対に喜んでくれると思う》(『QLAP!』2015年5月号)
しかし、アイドルとして人気者になるにつれ、プライベートで“里帰り”することは叶わなくなっていく。
「最後にラスベガスを訪れたのは、2019年のテレビの企画のときかもしれない。そのときもかなり久々だったはず。めったに帰れなくなったからこそ、大切な人ができたらすぐにでも連れて行こうという思いになったのではないでしょうか。
今回、ジェシーさんが親族に、綾瀬さんをどのように紹介したかはわかりません。でも特別な事情があったからこそ、超多忙な合間を縫って久しぶりのプライベートな訪問を決めたんだと思いますよ」(別の芸能関係者)
綾瀬にとっても、このラスベガス行きはスペシャルなものだったようだ。