国内

【日本製鉄のUSスチール買収】キーマンとなる小室圭さん 法律事務所で“外資による米企業買収の審査にあたる委員会”の対策を担当 皇室パイプは利用されるのか

10月には2人とも33才を迎える

10月には2人とも33才を迎える

 すったもんだあって渡米、紆余曲折の末に弁護士になってから約1年半。日本中を騒がせた青年がいま、日米が固唾をのんで見守るビッグプロジェクトのカギを握ろうとしている。

「まさか小室さんが巨大買収劇のキーマンになる可能性が出てくるとは……誰も想像しなかったでしょう」(在米ジャーナリスト)

 現在、ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所(以下、LS)で働く小室圭さん(32才)は、担当分野のひとつとして「CFIUS」を受け持つ。CFIUSとは、外国資本によるアメリカ企業の買収・合併の審査にあたる米政府の委員会だ。

「いま日米経済界でもっとも注目を集めている買収案件、すなわち日本最大手の鉄鋼メーカー『日本製鉄』による米大手『USスチール』の買収も、当然CFIUSが審査するわけですが、公正に行われるかが問われています」(前出・在米ジャーナリスト)

 日本製鉄がUSスチール買収で合意したのは昨年12月のこと。しかし、米国内では、根強い反対がくすぶり続けていた。

「バイデン米大統領は買収阻止に本腰を入れるとみられており、日本製鉄は窮地に立たされています。

 ただこの状況は、日本製鉄の法律顧問の座を長年狙ってきたとされるLSにとって願ってもない状況です。LSのアドバイスで日本製鉄が不利な状況を脱却できれば、その地位に大きく近づけますから。

 奇しくも日本製鉄がUSスチールの買収で合意した直後、CFIUSが審査に入るタイミングの2月末に小室さんはCFIUS担当になった。そもそも日本製鉄案件を念頭に小室さんに白羽の矢が立ったのかもしれない」(前出・在米ジャーナリスト)

 CFIUSチームのキーパーソンとされるのは、ベテラン弁護士のドリーン・エデルマン氏。彼女はCFIUS対策の手腕を買われLSに転職したという経歴の持ち主だ。実は現在、小室さんの指導につきっきりで当たっているという。

「エデルマン氏の転職は2018年で、ちょうど小室さんが“アメリカで弁護士になる!”と、進路を決めた時期にあたる。かつて日本企業ともかかわってきた彼女は、早くから小室さんの“魅力的なバックボーン”に注目していました。実際にエデルマン氏は、小室さんがLSに加わって以降、彼をパーティーに帯同させてビジネスマナーを指南したりするなど、事細かに面倒を見ているそうです」(前出・在米ジャーナリスト)

 小室さんはLS唯一の日本人であり、“天皇の姪の夫”という類いまれなるステータスを擁する。

「皇室にパイプがある小室さんの存在は貴重です。皇室は政界、官界だけでなく、もちろん財界、経済界にも広いルートがある。この買収劇においても、エデルマン氏が“優秀な部下”を利用しない手はありません」(前出・在米ジャーナリスト)

 渡米から3年。ついに小室さんが本領を発揮するときがきた。

※女性セブン2024年9月26日・10月3日号

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン