すったもんだあって渡米、紆余曲折の末に弁護士になってから約1年半。日本中を騒がせた青年がいま、日米が固唾をのんで見守るビッグプロジェクトのカギを握ろうとしている。
「まさか小室さんが巨大買収劇のキーマンになる可能性が出てくるとは……誰も想像しなかったでしょう」(在米ジャーナリスト)
現在、ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所(以下、LS)で働く小室圭さん(32才)は、担当分野のひとつとして「CFIUS」を受け持つ。CFIUSとは、外国資本によるアメリカ企業の買収・合併の審査にあたる米政府の委員会だ。
「いま日米経済界でもっとも注目を集めている買収案件、すなわち日本最大手の鉄鋼メーカー『日本製鉄』による米大手『USスチール』の買収も、当然CFIUSが審査するわけですが、公正に行われるかが問われています」(前出・在米ジャーナリスト)
日本製鉄がUSスチール買収で合意したのは昨年12月のこと。しかし、米国内では、根強い反対がくすぶり続けていた。
「バイデン米大統領は買収阻止に本腰を入れるとみられており、日本製鉄は窮地に立たされています。
ただこの状況は、日本製鉄の法律顧問の座を長年狙ってきたとされるLSにとって願ってもない状況です。LSのアドバイスで日本製鉄が不利な状況を脱却できれば、その地位に大きく近づけますから。
奇しくも日本製鉄がUSスチールの買収で合意した直後、CFIUSが審査に入るタイミングの2月末に小室さんはCFIUS担当になった。そもそも日本製鉄案件を念頭に小室さんに白羽の矢が立ったのかもしれない」(前出・在米ジャーナリスト)
CFIUSチームのキーパーソンとされるのは、ベテラン弁護士のドリーン・エデルマン氏。彼女はCFIUS対策の手腕を買われLSに転職したという経歴の持ち主だ。実は現在、小室さんの指導につきっきりで当たっているという。
「エデルマン氏の転職は2018年で、ちょうど小室さんが“アメリカで弁護士になる!”と、進路を決めた時期にあたる。かつて日本企業ともかかわってきた彼女は、早くから小室さんの“魅力的なバックボーン”に注目していました。実際にエデルマン氏は、小室さんがLSに加わって以降、彼をパーティーに帯同させてビジネスマナーを指南したりするなど、事細かに面倒を見ているそうです」(前出・在米ジャーナリスト)
小室さんはLS唯一の日本人であり、“天皇の姪の夫”という類いまれなるステータスを擁する。
「皇室にパイプがある小室さんの存在は貴重です。皇室は政界、官界だけでなく、もちろん財界、経済界にも広いルートがある。この買収劇においても、エデルマン氏が“優秀な部下”を利用しない手はありません」(前出・在米ジャーナリスト)
渡米から3年。ついに小室さんが本領を発揮するときがきた。
※女性セブン2024年9月26日・10月3日号