9月20日発売の「週刊ポスト」は、自民党総裁選の“本当に大事でおもしろい話”を詳報する。候補者が順番にキレイごとを並べるだけの退屈なテレビ討論会や、議員票の予測しかしない新聞記事ではわからない重大事が起きていた。生活と健康の特集では「終の棲家」と「首・肩のトラブル」を深掘りする。なんと、入居費4億円もする超高級老人ホームは、取材者が「私は入りたくない」と断言する地獄だった。さらに、オリンピックで国民を熱狂させた女子バレー日本代表をめぐり、とんでもない不倫騒動が発覚した。
今週の見どころ読みどころ
◆新聞・テレビが黙殺する「高市現象」驚異の拡大
自民党総裁選で異変が起きている。テレビや新聞は注目の集まる小泉進次郎氏、ライバルとなるであろう石破茂氏らを中心に報じているが、党員・国民、さらに財界では高市早苗氏への支持が急速に広がっている。安倍元首相を支持した岩盤保守層がネットなどで勝手連を組んで活動していることも大きいが、それだけではない。多くの候補が財務省の“布教”に感化されているなかで、唯一、積極財政、低金利政策を唱える姿が共感を呼んでいるのだという。一方、期待したようなブームが起きていない進次郎氏は、ブレーンに財務省OBらをズラリと揃え、さながら「財務省の操り人形」の体が落胆を招いたようだ。
◆女子バレー日本代表監督の「火の鳥不倫」衝撃証言
2度目の代表監督としてパリ五輪で「火の鳥NIPPON」を率いた真鍋政義・監督に不倫疑惑が持ち上がった。同氏が監督に復帰した2021年頃から交際していたA子さんを昨年、突然見捨てるように突き放したのだという。当時、二人とも:結婚していた(A子さんは後に離婚)。仲睦まじい様子の旅行写真も残されているが、真鍋氏は「記憶にない。出会いが多いんで、わからない」とスポーツマンらしからぬコメント。日本バレーボール協会にも告発が届いているのだが……。
◆大の里の年収は4000万円超! 知られざる大相撲の「本当の給金番付」を大公開
角界では古くから「土俵にはカネが埋まっている」と言われる。相撲ドリームを表す言葉にも聞こえるし、“ごっつぁん体質”の象徴にも思えるが、少なくとも野球やサッカーのように単純な年俸制ではないため、ファンにはひいき力士がどれだけ夢をつかんだのか非常にわかりにくい。関取は給料制だが、ほかに褒賞金という複雑怪奇な仕組みがあり、さらに懸賞金収入も大きい。相撲報道で他の追随を許さない本誌が、それらを加味した「本当の年収」を調べあげた。
◆変死した「紀州のドンファン」元妻とAV共演した「しみけん」が明かす「お金」の話
2018年に急性覚醒剤中毒で死亡した資産家の元妻は、殺人罪で公判のさなかにある。検察は、彼女がデートクラブやデリヘル、AVなどで積極的に稼ごうとしていた過去を赤裸々に明かしたが、そのAV出演で共演した人気男優しみけんは彼女をよく覚えていた。抜群のスタイルで印象に残っているという当時の彼女は、出演動機について「お金」とストレートに説明していた。
◆令和の米騒動「真犯人」は誰? 新米が出ても価格が下がらないカラクリがわかった
これも新聞やテレビを見ていてもよくわからないニュースではないか。昨年も今年も米の生産量は特に落ち込んでいない。インバウンド需要だというが、年間2000万人の訪日客がそれぞれ何食か米を食べたからといって、スーパーから消えるとはとても思えない。本当の原因は「網下米」にあった。そして、消費者にとってはうれしくない「もう元の価格には戻らない」という証言も入手した。
◆山口組「宅配ヒットマン」が襲撃前に語っていた「妻との最後の旅行」
9月9日に宮崎市の池田組系暴力団の事務所で起きた銃撃・射殺事件。宅配便に扮して襲った容疑者は六代目山口組系暴力団の幹部だった。かつて別の事件に関して容疑者を取材したこともあるジャーナリストの鈴木智彦氏は、容疑者がたどったヤクザ人生を追い、事件直前までの肉声と行動を詳細にリポートした。
◆鰻はこっそり中国産、高級絵画はレプリカ――超高級老人ホームは虚飾の城だった
ジャーナリストの甚野博則氏が、入居金4億円というセレブ施設の不都合な内実をリポートする。もちろん入居者は有名人や富豪ばかりだが、それゆえの住みにくさもあるようだ。セレブ揃いの「管理組合」による“入居試験”や職員へのマウント、パワハラ。それは施設側も「手抜きしてやろう」という気持ちにもなる。ある施設関係者は、「鰻をこっそり中国産に変えたのに、人気メニュー1番になったんです」と笑った。それに加えて本誌特集では、老人施設への入居も含めた「終の棲家」の年代別選び方を徹底的に研究した。
◆森永卓郎が人生を懸けて警告「いますぐ投資依存症から抜け出しなさい」
末期がんを公表しながらも精力的に執筆、発言を続ける森永氏は、岸田政権の「貯蓄から投資へ」の掛け声に乗せられてしまうと多くの国民が人生を台無しにすると警告する。「がんの終末期を迎えた私には名声を得ようといった考えは一切ありません。財産を失い、暗い老後を過ごす人を一人でも多く救うことが残された役割だと思っています」と語る森永氏の「脱・投資依存」の訴えをお聞きいただきたい。
◆1日3分で「首と肩」の痛みもしびれも消す5つのストレッチ大図解
首や肩の痛みは多くの人が抱えているだけに、「仕方ないこと」と思いがちだが、当然、原因があり対処ができる。逆に放っておけば歩行困難や手術に至る危険もある。本誌は2人の専門家を訪ね、症状別に自分でできる簡単ストレッチを聞いた。高齢でも苦労なくできる究極のメソッドをわかりやすいイラストで紹介する。
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