9月11日に58歳の誕生日を迎えた秋篠宮妃紀子さま。当日公表された文書では悲痛な思いを吐露し、注目を集めた。
〈ネット上でのバッシングによって、辛い思いをしている人が多くいるのではないかと案じています〉
〈私たち家族がこうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります〉
皇室ジャーナリストの神田秀一氏が語る。
「かなり踏み込まれた異例の内容だと感じました。最近の行きすぎたネット上でのバッシングに対し、紀子さまの精一杯の抗議ではないでしょうか」
数々の誹謗中傷に対する思いが積み重なった末の言葉だとみられている。
「長女・眞子さんと小室圭氏の結婚が大炎上しましたし、最近では長男の悠仁さまの東大への推薦入学の可能性が報じられると、“裏口入学”などと揶揄する心ない書き込みが溢れています」(宮内庁担当記者)
今回の文書では、悠仁さまの進路についても〈長男自身がしっかり考え、決めたことを尊重したい〉とある。
「こうした情報発信がさらなるバッシングを呼ぶリスクもありますが、もうどんな誹謗中傷にも屈せずに発信すべきことは発信していくという紀子さまのご覚悟が窺えます。同日に宮内庁が、公式インスタグラム上で天皇皇后両陛下だけでなく秋篠宮家についても発信していくことを検討中と発表したことも、紀子さまのそうした考えに沿った判断ではないか」(同前)
ただし、秋篠宮家を含めた宮家のSNSでの発信について宮内庁に聞くと、「まずは天皇皇后両陛下の御活動を中心に発信を行い、その後のことについては、現在、所用の検討を行っている」との文書回答だった。
誕生日の文書では〈自分の思いを伝えるときの言葉の一つひとつを大切にしながら、誠実に務めてまいりたいと思っております〉とも述べている。多くの国民にその思いが伝わると願いたい。
※週刊ポスト2024年10月4日号