9月27日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『虎に翼』。そのキャストたちは、すでに幅広い場所で活躍中だ。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、『虎に翼』出演者たちについて綴る。
ドラマとは違った激カワぶりに大ブレークの予感
NHK連続テレビ小説『虎に翼』が9月27日、いよいよ最終回を迎えます。
ヒロインの寅子(伊藤沙莉サン・30才)が法律家として生涯をかけて女性の社会進出や地位向上に挑んだ様子を描き、“歴代朝ドラNo.1”との呼び声も高い同作。
8時前、“朝ドラ送り”をする『おはよう日本』(NHK)のアナウンサー陣や、8時15分過ぎに“朝ドラ受け”をする『あさイチ』(同)の博多華丸・大吉サンや鈴木奈穂子アナウンサー(42才)は27日、どのような言葉を綴るのか。考えただけで、もう涙があふれてきます。
一足先にこの半年の名場面を振り返らせてくれた9月18日放送の『虎に翼×米津玄師 スペシャル』(同)は、ご覧になりましたか?
主題歌『さよーならまたいつか!』を担当した米津玄師サン(33才)が同曲の歌詞に寄せた思いは、事前に『日曜日の初耳学』(TBS系)で少し聞いていたものの、初めて聞くエピソードが満載で……。特に、事前にドラマの台本を10冊程渡されて、ページをめくるたびに背筋が伸びていくような思いになりながら、「生半可な気持ちで向き合えない」と思ったことや、伊藤サンのハスキーボイスのゲイン感(力感)をも意識したことなどには、初対談の伊藤サンも驚き、心から喜んでおられました。米津サンの「背筋が伸びる」「生半可な気持ちで向き合えない」は視聴者も同じだったのではないでしょうか。
そして、同番組では甘味処『竹もと』のセット内で明律大学女子部のみなさんが私服に近いファッションとヘアメイクで集った座談会も開催されました。最年長の平岩紙サン(44才)による「本当に戦争ってダメなんだと思わせてくれる作品だった」との言葉にも本当に力がありました。
このとき、所属の「大人計画」のプロフィール写真に近い平岩サンのソバージュヘアにも、『あさイチ』ですでに見慣れていた土居志央梨サン(32才)の“よね”とは異なるファッションには驚きませんでしたが、眼鏡を外して髪を下ろし、ガーリーなファッションで参加した“ヒャンちゃん”(ハ・ヨンスさん)の激カワぶりには釘付けになりました。ヒャンちゃん、日本でも大ブレークしそうな予感です。
寄せ書きをもらいLDHまで“花岡”に会いに行っていた
そんな“とらつば”キャストはすでにさまざまな場所で大活躍をされています。
オンエア中にドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)に平岩サンが出たり、土居サンが無名時代に出演したドラマ『相棒』(テレビ朝日系)が再放送されたり。
『~野戦病院』といえば、「コラボしているの?」との声が上がるほどキャストが“とらつば”とかぶっていることでも有名でした。
9月6日、『あさイチ』の「プレミアムトーク」に出演した伊藤サンも「みんな病院に行っちゃう」と苦笑。ちなみにレギュラー陣では前述の平岩サンに加えて、仲野太賀サン(31才)、岡部たかしサン(52才)、余貴美子サン(68才)、「ドランクドラゴン」の塚地武雅サン(52才)、趙たみ和(ちょう・たみやす、『たみ』は王へんに民)サン(44才)。さらにゲストで「超新星」の元メンバー・ソンモさん(37才)、野添義弘サン(66才)、そして“俺たちの轟”こと戸塚純貴サン(32才)も。