増田の登場から約5か月後、同じく『Girls²』の小田柚葉(19)はZOZOマリンスタジアムでマウンドに立っていた。
「『マウンドに立ってボールを投げると、こんなにも歓声を浴びることができるんだ!』と驚きました。投球中、お客さんのワーッという歓声が聞こえて自然とテンションは急上昇。普段のライブとは環境も、お客さんの数も全然違ったのですごくいい経験になりました。
私が投げることに決まった時、素直に言うと『あ、自分なんだ』と思って少しビックリしました。選ばれたからには『やるぞ!』という気持ちがありましたが、球技が苦手でして……。お仕事終わりに野球練習場をお借りしてキャッチボール練習をしたら、意外と私にセンスがあることがわかって! 少し不安は薄れました。
当日、始球式の前にグループでパフォーマンスをさせていただいたのですが、パフォーマンス中も始球式のことばかり気になって、私が担当だった曲中のアオリをめちゃくちゃ噛んでしまいました。初の始球式の緊張感はとてつもない……。
以前、來亜が始球式を務めた時はメンバー全員で見守っていたので、“投球後にお辞儀をする”という始球式の作法は頭に叩き込まれていました。來亜のおかげですね。始球式本番は無事ノーバウンドで投げられて一安心、お客さんたちの歓声が球場に響いて大興奮です。ライブでもっとたくさんのお客さんたちから応援してもらえるように頑張ります」
憧れの始球式は、多くの観客から見られることに慣れているアイドルたちにとっても緊張する場のようだ。