国内

《芸能人とヤクザの黒い交際》「沖縄のドン」から追放された羽賀研二容疑者と弘道会幹部の20年の蜜月 「幹部から4億円を借りていた」

3度目の逮捕となった羽賀研二

3度目の逮捕となった羽賀研二容疑者

 再び芸能人と暴力団の「黒い交際」が世間を賑わせることになった。虚偽の不動産登記を行なったとして逮捕されたタレントの羽賀研二容疑者。共犯として逮捕されたのは六代目山口組の中核組織幹部だった。羽賀容疑者とは一体どういった関係だったのか。暴力団取材の第一人者のフリーライター・鈴木智彦氏が最速レポートする。

 * * *
 9月25日、タレントの羽賀研二(63)が逮捕された。虚偽の不動産登記を行い、強制執行を妨害したなどの容疑である。

 本土から沖縄に戻った羽賀を、北谷町の自宅前で待ち受けていたのは愛知県警だ。同時に逮捕された共犯の6人には、六代目山口組の中核団体である弘道会のナンバー3・稲葉地一家総裁の松山猛容疑者(69)や、日本司法書士会連合会の副会長を務める野崎史生容疑者(57)など、愛知県下の大物がいる。

 翌日、日本司法書士会連合会のサイトには、小澤吉徳会長の談話が掲載された。「報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています。当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます」

 社会的影響の大きさを考えると、羽賀容疑者は完全にかすんでいる。犯罪容疑の内実は稚拙で平凡だ。

 羽賀容疑者は今回が3度目の逮捕だが、すべては最初の事件と地続きである。羽賀容疑者は単に過去を清算できず、自分のケツを拭かないまま、ずるずると解決を引き延ばしているだけだ。かつて俳優の梅宮辰夫は、愛娘と交際していた羽賀を「希代のワル」と呼んだらしいが誇大表現である。実際の行動は、根っからの小悪党と評するのがふさわしい。

 小悪党だけに、犯罪履歴が分からないと事件が見えないので、少々、説明する。実際、なにをしでかしたのか、よく分かっていない読者も多いのではないか。

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
NASAが発表したアルテミス計画の宇宙服のデザイン(写真=AP/AFLO)
《日本人が月に降り立つ日は間近》月面探査最前線、JAXA「SLIM」とNASA「アルテミス計画」で日本の存在感が増大 インドとの共同計画や一般企業の取り組みも
週刊ポスト
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト