「連絡が取れない」として波紋を広げていた女優の渋谷琴乃さん(49)に動きがあった。情報提供を呼び掛けていた一般社団法人「映像コンテンツ権利処理機構」(略称:aRma)の「権利者捜索リスト」から、10月2日付けで彼女の名前が削除されたことがわかった。芸能関係者によると、「渋谷さん本人ではなく、関係者を通じて同法人に連絡を行った」という。
事の発端は10月1日付で、同機構の公式ホームページ上の“権利者捜索リスト”に渋谷さんの名前が掲載されたことだった。同法人は、過去の映像コンテンツを放送などに2次利用するため、出演者など権利者を捜索し、許諾の有無を取ることを請け負っている。権利者と連絡が取れない場合は、本人や事務所、関係者に向けて同リストに名前を掲載していた。
同法人は渋谷さんが1999年1月10日から放送されていたNHK大河ドラマ『元禄繚乱』の2次使用の許可取りのため、連絡を呼び掛けていた。しかし、2010年11月に出演した『山村美紗サスペンス 京都・源氏物語殺人絵巻』(フジテレビ系)を最後に、彼女はこの10年以上、表立った活動がなく、事実上の引退状態となっていた。