ライフ

批判が殺到し2週間でサービス停止となった“ペットのサブスク”『ねこホーダイ』の関係先に捜査のメスが入っていた

大炎上した会員制サービス「ねこホーダイ」

大炎上した会員制サービス「ねこホーダイ」

 2年前、「命のサブスクだ」との批判が殺到し大炎上した会員制サービス「ねこホーダイ」。10月1日、このいわくつきサービスの関係先に、捜査当局の立ち入りがあったという。そもそも「ねこホーダイ」とは、どんなサービスだったのか。

「『のら猫バンク』という会社が2022年12月にリリースしたもので、月額380円の会費を支払えば、誰でも追加の負担や審査なしに、保護猫をペットとしてもらい受けることができ、さらに自由に返却することもできるとうたっていました。しかし、すぐに『命を軽視している』『猫の扱いが杜撰』などの非難が寄せられ、開始からわずか2週間でサービスは停止に追い込まれたのです」(全国紙社会部記者)

 のら猫バンクは当初、サービスの継続に意欲を示していたが、結局、再開されることはなかった。昨年6月にはのら猫バンクそのものが解散。今回、捜査のメスが入ったのは、同社の親会社とその関係先だ。

「親会社はコロコロと何度も社名が変わり、炎上も辞さないようなサービスを発表し、株価に影響する話題作りに走るなど、いわくつきの企業との批判がありました。ただ、昨年『のら猫バンク』などの子会社を清算し、同時期に経営陣も刷新。現在は新しい経営者を迎えて事業再生へと歩み始めていた矢先でした」(全国紙経済部記者)

 一方、親会社の前経営者には、以前から関係先との不審な取引や、株価を不正につり上げて自身の株を売り抜けた疑惑などが取り沙汰されていたという。捜査の有無や「ねこホーダイ」について、現在の経営陣のひとりは次のように明かした。

「先日、証券取引等監視委員会から『前の経営者の経営方針について確認したい』と問い合わせがあったのは事実です。ただ、正直に言って、以前の資料はほとんど残っていない。『ねこホーダイ』についても、私たちは関与していないのでお話しできることはありません」

 保護猫たちを商売道具にし、命を軽んじた代償はいかばかりか。

※女性セブン2024年10月24・31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン