国内

「週刊ポスト」本日発売! 「石破茂は保守かエセか」大論争ほか

 10月18日発売の「週刊ポスト」は、国民不在の総選挙をはじめ、知らないと怖い、知っていれば得する情報を満載した秋のスペシャル特大号。安全保障が専門の石破総理は、就任すると持論の「アジア版NATO」をあっさり封印し、選挙に向けて人気取り政策を連発している。岩盤保守の支持層をがっかりさせた新総理の“正体”に迫る。総力取材で判明した危ない水道水の全国マップ、ヨーカドー売却でセブン&アイのドン直撃、大谷のプレーオフ舞台裏、さらに「テレビの落日」も詳報する。

今週の見どころ読みどころ

◆各界識者が大論争「石破は本当に保守なのか? そして野田佳彦は?」
石破首相は総裁選前に『保守政治家』と題する著書を上梓した。しかし、就任後の変節やブレまくる発言によって、いまや左右から「エセでは?」と挟撃されている。「保守とは何か」に一家言ある5人の識者が石破氏の本質を論じた。さらに、「中道保守」を自任する立憲民主党の野田代表についても言及した。橘玲氏、小林よしのり氏、呉智英氏、佐藤優氏、橋爪大三郎氏の鋭い分析に耳を傾ける。

◆有権者の鉄槌を思い知れ! 「落選運動」で落としやすい裏金議員リスト
多くの先進国で政治家を震え上がらせているのが「落選運動」だ。「選挙運動」ではないので法規制もほとんどなく、誰でも参加できる。これまでも本誌は有権者の意思表示として注目すべきアクションとして紹介してきたが、今回は裏金を手にしながら堂々と総選挙に出てきた候補者たちを「落としやすい順」にリスト化した。

◆<水道が危ない!>発がん性物質・PFAS「基準値超えの水」全国カラーマップ
発がん性が指摘されているPFAS(ピーファス)が全国の水源から検出されている。これは撥水などの目的で使用されたフッ素化合物が水源に混入したことが原因と見られているが、特に深刻な関西地域では、住民の血液検査で3割以上の人から基準値を超える濃度が検出されている。本誌は全国の自治体が実施した河川や地下水の検査結果などを集め、基準値超えの自治体を濃度別にカラーマップにまとめた。工業地帯が多い沿岸地域や都市部などで特に高い値が出ていることが一目でわかる結果となった。

◆阪急vs阪神の相克で消えた「岡田監督留任&鳥谷後継」の極秘プラン
タイガースの岡田監督はファンに惜しまれつつユニフォームを脱いだ。後継には藤川球児氏の就任が決まったが、そこに至るまでに阪神球団と親会社である阪急阪神HDの激しい綱引きがあったと見られている。岡田政権の立役者となった阪急側では、岡田氏の1年留任→後継に鳥谷敬氏と考えていたようだが、それは消えた。岡田監督の不機嫌な引退シーンは、ふがいない打線だけが理由ではなかったのか!?

◆兵庫県知事に再挑戦する斎藤前知事を直撃!「応援いただく方が増えていると感じる」
内部告発した職員の自死という取り返しのつかない事態になり、県議会の全会一致で失職に追い込まれた斎藤元彦・前知事は、11月の知事選に再挑戦する意向を示し、連日、街頭で活動を続けている。直撃すると、職員の死には「辛い思いがすごくある」と話し、そのうえで、「応援していただく方が増えている」「悪人と思われるところがあった。反省している」などと胸の内を明かした。あわせて、一部の県民の間に広がる「斎藤がんばれ」現象をリポートする。

◆大谷翔平「松井に並ぶワールドシリーズMVP」は今年が最大のチャンス!
リーグチャンピオンシップを目指してメッツと熱戦を繰り広げるドジャース・大谷。ワールドシリーズに勝ち進めば、日本選手では松井秀喜以来のシリーズMVPにも期待がかかる。メジャーの専門家に取材すると、相手関係などから今年こそ最大のチャンスであることがわかってきた。

◆<独占インタビュー>エミー賞総なめ『SHOGUN』の立役者が明かす「リアルの真相」
エミー賞で史上最多18部門を受賞した真田広之プロデュース&主演の配信ドラマは、これまでの海外発の時代劇とは異なり、日本人ファンが見てもリアルで違和感がない。そのために真田が京都から呼び寄せたキーマンが東映撮影所の衣装部を支える古賀博隆氏だった。古賀氏は本誌インタビューに答え、外国人のスタッフや役者に戦国時代の衣装を理解してもらう苦労から、日本の現場とは大きく異なる制作風景、真田の奮闘ぶりを明かした。

◆セブン&アイ「ヨーカドー売却」決断で揺れる「2つの創業家」
カナダの大手コンビニ企業から買収提案を受けているセブン&アイHD。事態を招いた背景には、赤字続きのイトーヨーカドーの苦境がある。セブン&アイは、祖業であるスーパーを別会社としたうえで売却する方針を固めた。その「切り捨てられる側」のトップに就いたのが創業家出身の伊藤順朗氏。「残る側」となったコンビニ事業を創業した鈴木敏文・元会長は何を思うか。直撃した。

◆<これが正解!>プロが提言する「定年後は保険をやめて共済でいい」
日本は保険大国だ。生命保険は「生涯で家の次に高い買い物」と呼ばれるし、公的制度が世界一整っていると言われるのに医療保険の加入率も高い。お金のプロたちは、多くの中高年にとって重い負担をしてまで民間保険に入るメリットは少ないと指摘する。そこで代替案として浮上するのが共済だ。月々わずか2000円程度で、本当に必要な入院や死亡の保障は十分まかなえるという。タイプ別に詳細シミュレーションで解説する。

◆ビートたけしも実感「もうテレビはネットフリックスほか配信番組に勝てない」
上記『SHOGUN』はディズニープラス配信のドラマだ。今年大ヒットを記録した『極悪女王』『地面師たち』はネットフリックス作品。さらに、お笑い番組やスポーツ中継でも地上波テレビはもはや有料配信チャンネルに太刀打ちできなくなってきた。その構造とカルチャーの違いを徹底検証する。アマゾンプライムビデオと組んで最新映画『Broken Rage』を制作したビートたけしも、「もうテレビの月9とか水10なんて魅力にならないぜ」と断言した。

◆<テレビ新潮流>嘘を楽しむ「フェイクドキュメンタリー」を知っていますか?
これは、「マスゴミの言うことは信用できない」という話とはちょっと位相が違う。テレビの世界では、「これは嘘ですよ」と公言してドキュメンタリー・タッチの番組を作る手法が増えている。お笑いバラエティやドッキリ企画だけではない。失踪人の公開捜索とか、ライフハック情報、岡本太郎作(?)の特撮ヒーローまで、テレビマンの自虐かと見紛うフェイク番組の数々を紹介する。

◆<本誌に熱く語っていた>石破総理が愛したスーパーアイドル図鑑
これは、「石破総理の言うことは信用できない」という話とはちょっと位相が違う。オタク趣味を隠さない石破氏は、これまで本誌の取材に答えて何度もアイドル愛を熱弁してきた。少年時代の憧れだったキャンディーズについては、なんと電車の車内広告を友人らと「失敬」した過去まで自白していた。岩崎宏美、岡田奈々、太田裕美、河合奈保子、柏原芳恵ほか、総理が愛したアイドルを、そのコメントとともにカラーグラビアで振り返る。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

関連キーワード

関連記事

トピックス

大型特番に次々と出演する明石家さんま
《大型特番の切り札で連続出演》明石家さんまの現在地 日テレ“春のキーマン”に指名、今年70歳でもオファー続く理由
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
屋根工事の足場。普通に生活していると屋根の上は直接、見られない。リフォーム詐欺にとっても狙いめ(写真提供/イメージマート)
《摘発相次ぐリフォーム詐欺》「おたくの屋根、危険ですよ」 作業着姿の男がしつこく屋根のリフォームをすすめたが玄関で住人に会ったとたんに帰った理由
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン