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《揉まれて逞しくなった》女子ゴルフ大型新人・馬場咲希が異例の「国内ツアーを経ずいきなり米国挑戦」で得た成果

優勝争いにも絡む上々のデビュー戦となった馬場咲希(時事通信フォト)

優勝争いにも絡む上々のデビュー戦となった馬場咲希(時事通信フォト)

 久々に彼女の姿を見たファンも多かっただろう。女子プロゴルフの馬場咲希(19)が「富士通レディース」(10月13日最終日)にプロとして国内ツアー初出場。14位だったが優勝争いにも絡む上々のデビュー戦となった。

 馬場は2022年、「全米女子アマチュアゴルフ選手権」で服部道子以来37年ぶりとなる優勝。昨年のプロテストも一発合格した。身長176cmと体格に恵まれた“大型新人”は、なぜシーズン終盤で初登場となったのか。

「プロテスト合格後、国内ツアーを経ずいきなり米下部のエプソンツアーに挑戦したため、国内は推薦の1試合だけとなった」(ゴルフ担当記者)

 プロ野球で言えば高卒で「即メジャー」に挑戦、それもマイナーリーグという話だ。夢を追った馬場だが、順風満帆とはいかなかった。

「アマ時代は父親がキャディとして二人三脚でやってきたが、単身で渡米した。英語がほとんど話せなかったが、所属するサントリーが手配した現地コーディネーターのサポートで戦っています。トップ10に5回入りましたが、惜しくもレギュラーツアーへの昇格には一歩届かなかった」(同前)

 だが、国内ツアー関係者は「米国で揉まれて逞しくなった」と語る。

「米国の下部ツアーは日本と違ってタフなコースが多い。その成果か、富士通レディースではグリーン周りのアプローチの技術が目に見えて向上していた」

 米レギュラーツアー出場を懸けた12月の最終予選で“サクラ咲く”か。

※週刊ポスト2024年11月1日号

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