【現地発ルポ“斎藤前知事現象”】増殖中の支持者に共通する「メディア不信」「大多数がSNSで情報収集」 本人も告白「応援が増えているのは実感しています」
失職直後から駅前での辻立ちを始めていた斎藤前知事。その周りには応援にかけつける人も
嬌声があがり、拍手が沸き起こる
サインをもらいに来る人も
今の状況をどう受け止めているのか。斎藤氏に話を聞いた
色紙にサインを書いた
「斎藤さん頑張って!」という声も
斎藤前知事の周りには人だかり
笑顔で握手する斎藤前知事
支持者に向け頭を下げる
現地では意外な風が吹いていた
悪役が悲劇のヒーローに転生したような錯覚すら覚える光景だった
斎藤氏を巡る報道は日本中を席巻した
問題の発火点は西播磨県民局長が作成したパワハラなどを告発した文書だった
在阪テレビは斎藤氏を「おねだり知事」と命名
パワハラ疑惑、おねだり疑惑が連日報じられた
兵庫県議会は不信任決議を突き付け、斎藤氏は9月30日付で失職
斎藤氏は「県民の信を問いたい」と出直し県知事選への出馬を表明
失職直後から駅前での辻立ちを始めていた
三宮駅前に集まった人たちは女性が8割
男性が2割ほど
高校生と思しき若者の姿も
仕事を休んで駆けつけた人も
街頭に立つ斎藤氏に冷ややかな目線を送り通り過ぎる人もいる
斎藤氏のもとに集まった人たちにはいくつかの傾向を見ることができた
斎藤氏の辻立ちにはNHKをはじめテレビ・新聞記者が集まっていたが、「偏向報道を止めてください」「顔相に出ているよ。マスゴミが!」といった言葉を投げつけられていた
SNSで情報収集している層が聴衆の大多数だったという
斎藤氏は三宮駅に立った翌日には姫路・加古川・明石駅前で辻立ちを行なった
各所で40人、50人と握手を求める人の長蛇の列が
最近は応援する人が倍々で増えたという
ボランティア希望も多いという
失職直後から駅前での辻立ちを始めていた斎藤前知事。その周りには応援にかけつける人も
「応援していただいている方が増えていることは感じています」
混迷のなかでの出直し知事選
兵庫県民はどのような審判を下すのか