芸能
西田敏行さん死去

西田敏行さん急逝 外出中に一報を聞いた妻は「自宅にいれば…」と憔悴 来年1月期にはドラマ出演も決まっていた 

急逝した俳優の西田敏行さん

急逝した俳優の西田敏行さん

「ハマちゃん」「猪八戒」「玄太」あるいは「局長」──いまから54年前に初舞台を踏んだその日から、多くの人の心にそれぞれの「西田敏行さん」のイメージが刻まれてきた。そんな国民的名優の突然の別れに、多くの人が悲しみに暮れている。 

 築30年以上とは思えないほど手入れが行き届き、白色の外壁には汚れひとつない。緑豊かな都内の住宅街に建つその大豪邸は、西田敏行さん(享年76)の自宅だ。10月17日、西田さんが天国へと旅立った。 

「西田さんはその日、仕事の予定が入っており、付き人がお昼頃に迎えに行ったところ、自宅のベッドで冷たくなっているのを発見されました。前日も普段通りに仕事をこなしていたので、本当に突然のことでした。妻の寿子さんは朝から出かけており、一報を聞いて急いで帰宅したようです」(芸能関係者) 

 寿子さんは、西田さんの個人事務所の代表を務めており、公私にわたるパートナーだった。 

「もし自分が自宅にいれば、西田さんの異変に気づけたかもしれないという思いに苛まれているようで、寿子さんは憔悴しきってマスコミへの対応などは一切できない状態でした」(前出・芸能関係者) 

 普段は静かな住宅街に、救急車のサイレンが響いたのはちょうどお昼時。その後、警察車両が到着し、周辺には規制線が張られて物々しい雰囲気が漂っていた。 

「誰も死に目に会うことなく、自宅でひっそりと亡くなったので、念のため警察は事件性の有無を確認したようです。外傷などはなく、死因は虚血性心疾患でした」(警察関係者) 

 午後3時半頃には、自宅の玄関から警察車両までブルーシートで目隠しがされ、捜査員が西田さんの遺体を運び出していた。これまで数々の病魔と闘ってきた西田さんは、首や膝の痛みに折り合いをつけながら、仕事に励んできた。 

「来年1月クールのドラマに出演が決まっていました。何度も共演歴がある俳優さんが主演で、撮影が始まるのを心待ちにしていました。動き回る演技ができないことに不安を感じていたようですが“それでも西田さんに”というオファーに全力で応えようとしていた」(テレビ局関係者) 

 親しい知人には、「役者人生の最後は、田中角栄を演じたい」と漏らしていたようだが、その願いは叶わなかった。 

女性セブン2024117日号 

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト