歌手そしてレーシングチームのオーナーとしても活躍する近藤真彦と女優から政治家に転身し、いまや内閣府特命担当大臣となった三原じゅん子。1979年にドラマ『3年B組金八先生』で初共演を果たして以来、親交を深めてきた2人だが、近藤は今年7月19日に、三原は9月13日に60才の誕生日を迎えた。いまなお進化し、輝き続ける2人が、還暦や老いについて語り合った。【全3回の第3回。第1回を読む】
近藤:ぼくはJRP(日本レースプロモーション)の会長をやっていることもあり、「会長!」とサーキットで呼ばれることが増えたんだけど、そのたびに、「オレをバカにしてんのか!」って突っ込みたくなっちゃう(笑い)。
三原:「先生」ってなんか、からかわれてる気がしちゃって、私も周りの人に「先生とは呼ばないで」って言ってます。呼ばれたら怒るし(笑い)。
近藤:不思議なもんだね。60才になって、片や先生で、もう片方は会長っていうのも。
三原:(近藤をまじまじと見て)しかし、いい年の取り方してるねえ。髪の毛だってサラサラだもんね!
近藤:三原さんだっていつもきれいにしているよね。すごいよ、きれいにするって体力いるでしょ。
三原:そこをなまけちゃうと、ずっとなまけちゃいそうで。でも、はりきりすぎないっていうのも大事かなと。ナチュラルに頑張ってる感じです。
近藤:ふだん、ぼくは週1くらいでジムに行っているんだけど、久しぶりにツアーが始まったら、コンサートを1回やるだけで、ヘロヘロになっちゃってる。ジムに行く体力は残ってないんだよね。
お酒が好きだし、甘いもの……ようかんやチョコレートも好きだから、特別にこれっていう健康管理はしていないけど、健康診断でたまにひっかかったりして、「お酒を2か月程度、お休みになってはどうですか?」とか言われることもあったりして……その辺は気をつけています。ところでさ、三原さん、老眼の方はどう?
三原:老眼ですよ(笑い)。今日は撮影があるからかけてないけど、ふだんはメガネです。私の場合、近視もあるから遠近両方に対応しているメガネを使っています。
近藤:老眼鏡は手放せないよね。メニューを見るときや新聞読むときも老眼鏡をかけないと読めないもん。60才だったら当たり前かな。