10月24日に開催されるプロ野球ドラフト会議で、慶應義塾大学4年・清原正吾さん(22才)が指名されるかに注目が集まっている。プロ野球で活躍した清原和博(57才)の長男ということもあり、正吾さんのプロ入りを期待する野球ファンは多い。だが、母でモデルの亜希(55才)は、複雑な心情で運命の日を迎えるようだ。2000年に清原と結婚した亜希が正吾さんを出産したのは2002年。2005年には次男にも恵まれた。
「小学3年生のときに野球を始めた正吾さんですが、“清原の長男”というプレッシャーを強く感じ、中学進学を前に野球を辞めてしまいました。中学はバレーボール部、高校はアメリカンフットボール部に所属。大学への入学を機に、野球を再開した珍しい経歴を持つ選手なんです」(スポーツライター)
約6年のブランクは大きく、大学の入部当時は「無謀な挑戦」といわれ、試合の出場機会も少なかった正吾さん。それがわずか4年でプロ入りを目指すまでに成長したことは、亜希にとっても喜ばしかったに違いない。しかし、正吾さんがプロ野球選手に近づくほど、“あの姿”が脳裏をよぎるようになったという。
「2008年にプロ野球選手を引退した元夫の清原さんは、現役中は調子を落とせばファンやメディアからのバッシングを受けて心が休まるときがなかった。家庭でそのストレスが爆発したこともあったそうです。
ですが、本当に大変だったのは引退後。野球から離れた清原さんは、お酒を飲むと暴れ出して、手がつけられなかったといわれたこともありました。2014年に“違法薬物使用疑惑”が報じられると、息子たちへの悪影響を懸念した亜希さんは彼らを連れて別居。その年の9月に離婚しました」(芸能関係者)
離婚から2年後、清原は覚醒剤取締法違反で逮捕された。人気選手からの“転落”につながった清原の引退後の生活を、亜希は《ずっとやってきたこと(野球)が突然なくなる日常がどんなに空虚なものかわかる》(『AERA』2024年8月26日号)と表現した。
「プロ野球の世界で成功するのが大変なのはもちろん、たとえ人気選手になったとしても引退後の保証はない。プロ野球選手のシビアな現実を誰よりも知る亜希さんだからこそ、息子を清原さんと同じ“修羅の道”に進ませていいのかという葛藤もあるようです。長い人生を考えれば、大学卒業後は一般企業に就職した方が、正吾さんにとっていい人生になるのではと考えることもあるとか」(亜希の知人)
ドラフト会議が迫った10月13日、正吾さんは練習試合に出場していた。
「ドラフト前ということもあって、正吾さんの取材に訪れたメディアもあった。ですが、正吾さんは打診されたインタビュー取材を断り、試合中の写真撮影についても“やめてほしい”と注文したそうです。すでにメディアと正吾さんの“バトル”は始まっているようです」(前出・スポーツライター)
運命のドラフト会議後、清原家の面々はどんな表情をしているのだろうか。
※女性セブン2024年11月7日号