西岩部屋の序二段力士・幹希の里(19)が部屋の公式サイトを通じて「SNS上での同部屋への誹謗中傷が自身の母と祖母によるものだった」ことを公表し、〈縁を切ろうと思い、区役所へ行き分籍しました〉と綴った騒動。なぜこのような“骨肉の争い”にまで発展してしまったのか。当事者たちの言い分を聞いた。【前後編の前編】
幹希の里は兄弟で西岩部屋に所属していたが、弟の里田中(序二段=18)が今年の5月場所後に部屋からいなくなった。相撲協会からは9月場所後に引退が発表されたが、いなくなった直後からSNSによる誹謗中傷が始まった。それらについて、幹希の里が自身の母と祖母が書き込んでいたものだったと公表したのだ。
兵庫県尼崎市内に住む両親を直撃したところ、父親は「現段階でお話できることがない」とし、母親も「お答えできない」と口を閉ざした。