ライフ

ビブグルマンを獲得したスペインの名店の味を再現 薪火調理にこだわった「パエリア用スープ」

『薪火シーフードパエリアスープ』/エーワン/2900円

『薪火シーフードパエリアスープ』/エーワン/2900円

 スペイン・バレンシアには25年以上愛され続ける「Las Bairetas」というパエリアレストランがある。伝統の薪火調理にこだわり、ミシュランのビブグルマン(ミシュラン社が発行するレストランガイドブックで、「価格以上の満足感が得られる料理を出す飲食店・レストラン」を紹介している)も獲得した名店だ。

 海外企業の日本進出のサポートなどを行う「エーワン」は、同店のメインシェフが創業したパエリア用スープ専門店「EL PAELLER」が世界25か国以上に輸出しているスープ缶を日本でも販売することにした。

 そもそも、パエリア用スープとはどんなものだろうか。

「本場レストランの味を家庭で再現できるスープです。『Las Bairetas』のパエリア作り同様、薪火調理にこだわりました。味を忠実に再現するためにスープ用の厨房を作り、4×1mの巨大鉄鍋を特注。大きな鉄板の下に松の薪を敷き、シャコ、トマト、ニンニク、パプリカ、カニ、エビの頭、イカ、エビなどをオリーブオイルでソテーします。充分に火が通ったら水を加えて煮詰め、豊潤な味を醸し出します」(エーワン代表の畠山菊花さん・以下同)

スープ用の厨房を作り、4×1mの巨大鉄鍋を特注

本場の味を創出するのが、特注の鉄板。約400リットル(約1200人前)のスープが一度に作れる

 スープには、地中海に面した美食の町・デニアの魚市場から仕入れた新鮮な魚介がふんだんに使われている。

「濃縮されたスープにはだしとしてシャコ、エビの頭などの定番に加え、その日に揚がった白身魚も入ります。また、具材としてイカとエビを入れています」

新鮮な魚介がふんだんに使われている

新鮮な魚介がふんだんに使われている

 素材はバレンシア産の天然素材のみを使用。濃縮物・香料・砂糖・添加物・保存料は一切含まない。そんなスープは、缶を開けた瞬間、スモーキーな香りを放つ。このスープを使えば、本場の味に肉薄するパエリアができるが、作り方は簡単だ。

作り方は簡単!

パエリアの名店「Las Bairetas」同様、地元の新鮮な魚介をたっぷりと使用

 直径30〜35cmの平たい鍋にスープ1缶と同量の水を投入し、強火にかけて沸騰したら、生米(180g)を入れて平らに広げる。蓋はせず、強火のまま10分、その後、中火で7分、最後に強火で1分、水気がなくなるまで炊き上げる。味付けもされているため、余計な手出しは無用。

「湯気が出て、お焦げの香りがしてきたら火を止めて3分待つとできあがり。日本でパエリアといえば、鮮やかなライスに色とりどりのシーフードがのっているイメージですが、本場は具が少なめで茶色くて地味。でも、お米がさまざまな具材のエキスを存分に吸って、スモーキーな香りとともに奥深い風味と素材の強いコクを感じます。その濃厚な味わいを、ぜひ体験してほしいですね」

名店の味を家庭で楽しめる

名店の味を家庭で楽しめる

【DATA】
『薪火シーフードパエリアスープ』/エーワン/2900円。
内容量/645g(2〜3人前)
原材料/イカ、エビ、濃縮スープ<シャコ、カニ、エビの頭、トマトソース(クラッシュトマト、乾燥ニンニク、パプリカ)、エキストラバージンオリーブオイルなどからだしを取ったもの>。常温保存で消費期限は24か月。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年11月14日号

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン