11月8日発売の「週刊ポスト」は、アメリカ大統領選&永田町の首班指名で激震する日本と世界の近未来を徹底予測する特大号。アメリカは8年前、4年前と全く変わらないトランプ・ショックで、もはや国の分断は決定的になってしまった。かつて共和党政権は同盟国にフレンドリーで民主党政権は貿易問題などでシビアなどと言われてきたが、今後は日本はじめ各国は常に「2つのアメリカ」を相手にしなければならないだろう。日米関係の難題と、そこに隠されたチャンスを各界の専門家たちが見抜いた。日本政界を揺るがす「手取り問題」では、本誌取材で自公政権のとんでもない国民背信が露呈。さらに日本発の新型コロナワクチンにくすぶる危険説、失明に至る恐ろしい薬の副作用、恒例のプロ野球「給料ドロボー」ランキングなど必読記事が満載です。
今週の見どころ読みどころ
◆「トランプ内戦」に突入した「2つのアメリカ」で日本に見えてきた「勝ち筋」
トランプを支持する人たちが民主党に宗旨替えすることは当分ないだろう。逆に、トランプを嫌う人たちが共和党と融和を目指すこともないだろう。真っ二つになった超大国はどこに向かうのか、日本はどう立ち回ればいいのか。専門家たちの分析では、経済には勝機が見えているという。一方、外交面では「オンチ石破」に暗い影が差す。庶民の投資戦略まで徹底的に掘り下げる。
◆日本発で世界初の「レプリコン・ワクチン」製造会社に「本当に安全なのか」直撃
画期的な技術とされる新型コロナワクチンには、実は世界各国は慎重な姿勢を取っている。これまでのものとは異なり、体内でmRNAが複製されるという仕組みには素人でも不安を感じる。製造会社であるMeiji Seika ファルマが反対派を提訴するという姿勢にも賛否両論が巻き起こった。果たしてこれは「人類を救うメシア」なのか、反対派が言うような「日本人を使った人体実験」なのか。ファルマ社を直撃した。
◆<秘話>愛弟子が明かす「散歩から帰ってこない楳図かずおさん」
惜しまれつつ亡くなった楳図さんに、愛弟子だった漫画家、高橋のぼるさん(代表作『土竜の唄』など)が哀悼の言葉を送った。高橋さんによれば、楳図さんは「歩きながらしかいい思考は巡らない」が信条で、構想を練るために散歩するのが常だったという。しかもそれは散歩という域を出ていて、高田馬場から神奈川の葉山まで行ってしまったり、ボロボロの格好で戻ってくることもあったという。
◆パワハラ疑惑渦中の橋本環奈「ゴルフもできず、目の下にクマ」の土壇場
週刊文春にパワハラ疑惑を報じられた橋本は、舞台に朝ドラにと多忙なスケジュールもあって憔悴しきっているという。好きなゴルフを楽しむ余裕もなく、「100切りできない」と弱音も吐いているという。
◆<本誌恒例>新聞・テレビが絶対に言えない「プロ野球 給料ドロボーランキング」
DeNAの下剋上で幕を閉じた2024シーズンだったが、平均年俸トップのソフトバンク、2位の巨人を下したことも注目に値する。パ・リーグで躍進した日本ハムも低年俸の若手が暴れまわったし、今年は日本の「マネー・ボール」に異変が見られたシーズンでもあった。投手は1イニング当たり、野手はヒット1本当たりの年俸を算出し、コスパの良かった選手、悪かった選手をランキングした。栄えあるコスパNo.1は投手では井上温大(巨人)、野手は水谷瞬(日本ハム)となったが、問題は高額年俸で働かなかった主力たちで……。
◆「小泉家の国家老」が諫言「進次郎君、横須賀に帰りたまえ」
祖父・純也の時代から小泉家に仕えてきた元神川県議会議長の牧島功氏が、小泉進次郎・代議士の「2つの敗戦」に物申した。かつて評論家の江藤淳氏が、高く評価していた小沢一郎氏に「水沢に帰りたまえ」と突きつけたのと同様に、初心に返り、その思想をいま一度、練り上げるために地元に根を下ろせと訴えた。
◆玉木・国民の「手取り15万円増」は生ぬるい! 自公「手取り48万円減」の悪政を暴く
自民党と国民民主党が手取りアップにつながる基礎控除引き上げの協議を始めたが、これが満額回答となっても年収600万円で15万円の手取り増にとどまる。本誌が過去20年の自公政権の“隠れ増税”を子細に調べ上げた結果、なんと手取りは48万円も減らされていたことが判明した。
◆<追悼>ビートたけし「西田敏行さんは実はアウトレイジの頃から脚が悪かったけどさ」
メガホンを執った映画でも何度も共演したたけしが西田さんの「役者の本能」を語った。二人の切った張ったが評判となった『アウトレイジ』の2作目『ビヨンド』の撮影時、すでに西田さんは脚を悪くして動き回る芝居が難しかったという。しかし、たけしは「映画を観てもゼンゼン気づかなかったはずだよ」と振り返り、西田さんの凄みを明かした。
◆<問題提起グラビア>衆院選「半ケツビラ配り」批判を受けた美女が決意のヌード披露
東京の無所属議員の選挙スタッフとして、ホットパンツや網タイツというセクシーないでたちでビラ配りをし、メディアやSNSで「下品だ」「国民をナメてる」と物議をかもした美女が本誌で「露出の意味」を激白し、あえてバストトップも露わなグラビア撮影に挑戦した。論争再燃は必至だ!
◆<祝賀グラビア>欽ちゃんほか「大谷翔平さん、世界一おめでとう!」
いつまでも記憶にとどめておきたい大谷の今季の雄姿をカラーグラビアで振り返り、3人の著名人ファンが賛辞を送った。萩本欽一さんは「この世を去るまで活躍を見たい」とベタ惚れを隠さず、女優・水沢アキさんは「肩のケガのあと表情が一変した」と、スターの変化を見逃さなかった。人気漫画『MAJOR』作者の満田拓也さんは、豊富な野球知識から、将来の「クローザー・大谷」に期待を寄せた。
◆<医療警告リポート>「緑内障リスク」のある薬を飲み続けていませんか?
日本人の失明原因の約3割を占める緑内障は、自覚症状がなく進むケースが多いことが特に厄介だ。実は、その原因のひとつに薬の副作用があることはほとんど知られていない。本誌調査で、ステロイド剤や降圧剤、抗うつ剤、解熱鎮痛剤などに幅広く緑内障リスクが潜んでいることがわかった。なかには急激に症状が出て数日で失明に至るといった恐ろしい事例もあるという。副作用リスクのある薬をすべて実名でリスト化した。
◆キリン「晴れ風」、サントリー「サン生」が仕掛けた令和のビール戦争が熱い!
段階的な酒税改正により、かつてアドバンテージを持っていた発泡酒や第三のビールの優位が減退し、市場ではビール回帰が鮮明になっている。と同時に、各社は新たな主力ビールを次々と投入し、競争が激化してきた。一時は出荷停止にまでなった人気沸騰の「晴れ風」や、JR東日本の駅ナカコンビニに進出を果たした「サントリー生ビール」が、横綱「スーパードライ」に迫っている。
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