11月18日発売の「週刊ポスト」は、「ニュースの裏側」に徹底的にこだわった深掘りスクープ号。擁護派とアンチがネットで激論を戦わせている「玉木の愛人疑惑」には、永田町、財務省、マスコミまでうごめく裏工作があった。20年近く前に兵庫県で起きた連続女児刺殺事件は、なぜ今になって犯人逮捕に至ったのか。松本人志のテレビ復帰戦略、佐々木朗希のメジャー挑戦はなぜ急転したのか。ほかに本誌得意のお金と健康の特集も必見です。
今週の見どころ読みどころ
◆財務省に永田町、マスコミまで乗った「玉木つぶし」裏工作が狙う「減税阻止」
玉木雄一郎・国民民主党代表の不倫スキャンダルはお粗末すぎた。同氏は厳しく責めを負うべきだが、これに乗じて同党が公約にした「103万円の壁引き上げ」による減税をつぶそうという政官財の動きは許せない。ここが攻め時とばかり、財務省と自民党は「玉木つぶし」に奔走し、それに財界や知事会、さらにマスコミまで乗ってしまうという“レトロ”な既得権クラブの結託は醜悪すぎる。国民背信の裏工作を暴く。
◆佐々木朗希の「メジャーへ高飛び」で物議をかもす「移籍密約説」
若者の夢、と言えばなんでも応援すべきというわけじゃないだろう。佐々木のポスティング移籍については、大谷翔平など過去の例と比べてあまりにも実績が足りないこと、育ててもらったロッテに金銭的メリットがほとんどないことなど、素直に喜べない事情が多すぎる。球界ご意見番は口をそろえて批判したが、そのなかで「入団時からメジャー移籍の密約があった……」という指摘まで出てきた。
◆<衝撃スクープ>連続女児刺殺事件の容疑者から伝言「すべてを認めることにした」
2004年に起きた女児刺殺事件で服役中の男から、この夏、重大な罪を認める2通の手紙が届いた。宛先はノンフィクションライターの高橋ユキ氏。特徴的な丸文字でていねいに書かれたその文面には、2006年、2007年に起きて未解決だった事件は自分が起こしたものだと認める内容が淡々と書かれていた。さらに、自ら「歪んでいる」とした性癖についても告白し、弁護士を通じた高橋氏への伝言では、「人間の心を忘れてはいけないと思ったことから、すべてを認めることにした」と明かした。
◆松本人志「テレビ復帰は難航しそう」で浮上した「吉本の聖地」
自ら起こした裁判を取り下げたことで「みそぎ」となるのか。世論はいまだ厳しい見方が多いなか、松本の復帰ステージとして「なんばグランド花月」が検討されているという。事務所が運営する舞台ならいいとはならないかもしれないが、一刻も早く復帰させたい側と、ファンや国民の心情のせめぎ合いはまだ続きそうだ。
◆<徹底追及>マイナ保険証「3兆円利権」に巣食う天下りのドンを直撃!
多くの国民も、そして医療現場からも反対の声が多いマイナ保険証だが、政府は12月2日に「全面移行」を強行する構えだ。システムの不備も指摘されるなかで、なぜそこまで頑ななのか。本誌調査で、そこには巨大な官民天下り利権があることが判明した。初期費用は当初見込みのなんと10倍、3兆円に膨れ上がり、そこに総務省やITゼネコンから幹部が天下る。そして、制度が強行されれば未来永劫その利権が引き継がれるという旧態依然の構図だった。政府の顔色をうかがう新聞やテレビが見て見ぬふりをする巨大疑惑を徹底追及する。
◆<大丈夫?>激写された山本由伸の「新恋人」は、なんと元カノの親友だった!
ビバリーヒルズでパパラッチに日本人美女とのデートを激写された山本だが、なんとその美女は、かつて本誌が山本との密会をスクープしたモデルの親友であることが発覚した。本人は知ってか知らずか……。
◆<潮流見えた!>シン・トランプ時代の株、金、仮想通貨の相場はこう動く
数々の修羅場を乗り越えて「億り人」となった投資の猛者3人が、トランプ再選で世界と日本の相場がどう動くか徹底分析し、おすすめの投資法、銘柄を伝授する。日本株では意外な業種、銘柄が大きく値上がりする可能性が見えた。さらに、史上最高値を更新し続ける金には、まだまだ「買い」のシグナルが出ていた。
◆<カラーグラビア>今季もフィナーレへ! 人気女子ゴルファー「私服ショット」集
米メジャーでの日本人大活躍、オリンピック、そして11月までもつれた熾烈な女王争いと、今年も女子ゴルフはファンを熱狂させた。その主役たちの、普段あまり目にする機会のない私服ショットをお届け。竹田麗央、山下美夢有、岩井姉妹、渋野日向子、安田祐香、小祝さくら、原英莉花らが、コース上とは違う柔らかな表情を見せた。
◆気鋭の研究者が江戸の文献から解き明かした「吉原遊郭でモテた男、嫌われた男」
来年の大河ドラマは江戸の出版王・蔦屋重三郎を描く。蔦重は吉原に生まれ育ち、のちに遊郭の“公式パンフレット”としてヒットした『吉原細見』などを出版した。吉原の人間関係を研究する成城大学非常勤講師の高木まどか氏が、江戸の文献研究で判明した「吉原でモテる男」の条件を教える。うぬぼれが強く自慢話ばかりするのは「野暮」と呼ばれた最低ランク、逆に最高ランクの「粋(すい)」と呼ばれた男たちは、遊女だけではなく遊郭の客やスタッフも楽しませる気配りの人だったという。ギクッとした人、いませんか?
◆<お金の大特集>年末までに38万円得する27の裏ワザ教えます
庶民の生活は苦しくなる一方だが、実は日本にはそうした国民を助ける減税や助成など数々の公的制度がある。ただし、行政や役人というのは、そうした制度を使わせたくないのか、ちゃんと周知もしないうえに難解なものばかりだ。マネーのプロたちが、ていねいな図解と解説で得する制度を紹介する。年末が期限のものも多いので、お急ぎください。
◆<健康の大特集>中高年でも聴力を回復できる「たった30秒の耳体操」
だんだん耳が遠くなる、高い音が聞き取れなくなる、騒がしい場所で言葉が判別できなくなる、などは「仕方ないこと」と思われがちだ。たしかに加齢性難聴は多くの人に起きるし、一度失った聴力は残念ながら戻らない。しかし、それを予防することはできるし、聴力そのものが戻らなくても「聞き取る力」を向上させる方法はある。難聴のセルフチェック、メカニズムとともに、聴力を簡単に回復させる5つのメソッドを紹介する。
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