11月15日正午ごろ、男が東京都・世田谷区内にあるコンビニエンスストアの商品を盗んだうえ逃走。追いかけてきた30代の店員に暴行を加えた事件。16日、成城警察署はこの店の近くに住む無職の越前谷真将(まさよし)容疑者(49)を強盗致傷の疑いで逮捕した。
被害にあった男性店員は左顔面打撲皮下血腫と診断され、全治14日間のケガを負ったとされている。全国紙社会部記者が解説する。
「容疑者は店からパンやコーヒーなど、約500円相当の商品計3点を盗もうと試み、支払いをせずに店を出たそうです。これを目撃して店の駐車場まで追いかけてきた男性店員に『ちょっと待って』と声をかけられたところ、男が複数回にわたって頭突きなどをして、その場から逃走したとされています。
捜査関係者によれば、越前谷容疑者は逮捕後の調べに対して『黙秘』と供述しているそようです。警察は余罪を含め捜査を進めています」
白昼堂々行われた犯行。現場となったコンビニの関係者は当時の様子をこう話した。
「金髪で顔面タトゥーの男ですよね。時間帯はだいたいお昼の12時くらい。慌てる感じではなくて、商品を歩いて持ったままその男が歩いて店を出ていこうとしたので、うちの店員がすぐ走って追いかけたんです。声をかけると初めは騒いだり、暴れたりする様子もなく黙って話を聞いていたそうなんですが、急に無言のまま一発殴ってきて……。大ケガとは聞いていましたが頭突きまでされていたんですね……」