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「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】

田村瑠奈被告(右)と父の修被告

田村瑠奈被告(右)と父の修被告

 昨年7月、札幌・ススキノのホテルで男性会社員(62=当時)を殺害し頭部を持ち去ったとして、親子3人が逮捕された事件。11月20日に開かれた母・田村浩子被告(61)の第6回公判では、父・修被告(60)が証人として出廷した。

「修被告は頭部を持ち帰ってきた娘の瑠奈被告(30)を通報しなかった理由について、『よすがである身内に(瑠奈が)裏切られるということだけは避けようと思った』『私たちは瑠奈の唯一と言っていい世界の窓口だった』などと涙ながらに語りました。

 一方で、瑠奈被告の殺人計画については『知らなかった』と一貫して関与を否定している」(司法担当記者)

 今回の公判では、検察側が修被告のスマホに残った検索履歴についても追及。問題となっているのは、瑠奈被告が事件現場で使ったとされる漂白剤「ハイター」だ。

「修被告は事件の前月、『ハイターで指紋は消せる?』と検索。検察側は修被告が証拠隠滅を企てたのではないか、と指摘したが、『瑠奈が大事にしていた1000体以上のドール(女性を模した人形)を綺麗にするために調べた』と説明した。

 ですが、瑠奈被告が被害者殺害時に回していた“殺人動画”に瑠奈被告がホテルの壁や床にハイターを撒く場面が映っていたそうで、『動画は見たか』と追及されると『見てません。冒頭の2秒ほどしか見ていないので』と語気を強めて答えていました」(同前)

 事件当日前後の話は「記憶がない」と続けたが、思わぬ展開があった。

「修被告が保釈されていたと弁護人が明らかにしたんです。身柄を拘束しなくても問題ないという司法の判断で、元の生活に戻っているそうです」

 修被告の初公判は2025年1月に予定されている。

※週刊ポスト2024年12月6・13日号

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