会員制サイトで自身をモデルとした過激なコンテンツを販売しているイギリス出身の女性インフルエンサー、ボニー・ブルー(25)。今秋にイギリスで、「タダで行為できます」「動画を撮らせて」などと呼びかけて大勢の男子大学生を集めた件で、彼女は一躍“時の人”となった。法律上の成人年齢とはいえ、ティーンの学生を相手に過激な動画の撮影を行うことに批判が殺到し、ブルーを“プレデター(捕食者)”と呼ぶ声もある。
ブルーが凝りずに今度はオーストラリアで、現地の18歳の若者を対象に無料で“交流”する意欲を示したことで、怒りの声は一層燃え広がった。署名サイト上では、彼女の観光ビザを取り消すよう求める運動が勃発し、11月10日までになんと2万人を超える署名が集まった。複数の海外メディアの取材によると、こうした動きに政府も対応し、“ブルーの観光ビザは取り消された”と報じている。これにて一件落着と思いきや、ブルーはオーストラリアを離れ、今度は仲間とともにフィジー共和国を訪れていたようだ。フィジーでも、政府が動く事態となった。
「ピオ・ティコドゥアンドゥア内務移民大臣によると、ブルーは11月17日にフィジーに入国したそうです。会見でティコドゥアンドゥア氏は『ボニー・ブルーの芸名で知られるイギリス国籍のティア・ビリンジャーを入国禁止の移民と宣言した』と発表しました。また、ヴィリアメ・ンガヴォカ副首相兼観光大臣も『観光地としてのフィジーのイメージを傷つける』と声明を出しています。
現地メディアは、『ブルーたちの強制送還に向けて、フィジー警察と出入国管理局が協力している』などと報じました」(国際ジャーナリスト)