NHKは11月19日、『NHK紅白歌合戦』の出場者が発表し、氷川きよし(47才)が2年ぶりに特別企画で出場することが明らかになった。2023年1月から歌手活動を休養している氷川。その間、彼を悩ませた「名前トラブル」にも、新たな動きがあった。【前後編の後編】
氷川は2019年の紅白に出場する直前、自分を「kii」と自称し始めた。その後、ありのままで生きるという意味でナチュラル(natural)という単語の一部分を加えて、「Kiina」と名乗るようになった。
ところが昨年5月、氷川の前所属事務所が、「Kiina」および「KIINA」の商標登録を出願したのだ。今年3月に特許庁がこの出願を却下すると、前事務所は異議申し立てにあたる意見書を提出し、交渉は長期化していた。
「商標登録とは商品やサービスの名称、ロゴなどを特許庁に登録することです。審査が通って登録が認められれば、氷川さんが『Kiina』と『KIINA』を名乗れなくなる可能性があります。この権利問題を回避するためでしょうか、活動再開後の氷川さんは、大文字にドットをつけた『KIINA.』という名前で活動するようになりました」(別の芸能関係者)
話が急展開したのは11月1日。前事務所が商標登録出願を行うことを氷川本人が承諾したという書類が特許庁に提出されたのだ。
「それにより、氷川さん自身が前事務所の出願を認めていることがわかりました。彼としては長年の恩がある前事務所との間にいつまでも禍根を残したままにしたくなく、活動再開にあたって“承諾”というかたちで歩み寄ったのでしょう。
前事務所が運営するファンクラブは来年の1月31日で終了し、2月1日には新しいファンクラブが開設されます。その日が氷川さんの本当の意味でのリスタートです。2月以降、氷川さんがどの名前で活動するのかにも注目したいですね」(前出・芸能関係者)
限界突破のさらなる先へ。氷川の「新章」が始まる。
※女性セブン2024年12月5日号