ライフ

パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」コンパクトサイズの新モデル 適用床面積18畳の能力を保持しながら、設置面積はわずかA4サイズ

あ

『次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-ML4000B』/パナソニック/7万6230円(編集部調べ)

 パナソニックが2017年から発売している、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」。本製品は「次亜塩素酸」を用いて室内の除菌【※1 ※2】・脱臭を行う機器で、次亜塩素酸とは食材の洗浄や水道水の浄化などに役立つ成分だ。

 優れた除菌・脱臭パワーを誇る「ジアイーノ」に今回、コンパクトサイズが登場。その仕組みを解説する。

 まずは、タンクに入れた水道水と塩(付属のタブレット)を電気分解し、次亜塩素酸水溶液を生成する。

「汚れの分解により水溶液中の次亜塩素酸が消費されるため、電解生成を繰り返し、安定して効果が得られるようにしています」(同社空質空調社マーケティング本部の成瀬淳基さん・以下同)

 次に、菌・ウイルス・花粉・ハウスダストなどで汚れた空気を吸引し、フィルターで捕集。続いて空気の除菌と洗浄脱臭を行う。

「吸引した空気と生成した次亜塩素酸水溶液をフィルターで接触させ、浮遊菌【※1】やペットのにおい、ウイルスを抑制【※3】します。

 最後にきれいな空気とともに『気体状次亜塩素酸』を放出。お部屋に付着した菌やにおいを抑制【※2】します」

付着菌の抑制効果(約10時間後の試験結果)【自然減衰】約21畳の居室でシャーレに付着させた菌数を測定(一般財団法人北里環境化学センターによる調査。検証機種:F-MV5400)

付着菌の抑制効果(約10時間後の試験結果)【自然減衰】約21畳の居室でシャーレに付着させた菌数を測定(一般財団法人北里環境化学センターによる調査。検証機種:F-MV5400)

【ジアイーノ運転あり】

【ジアイーノ運転あり】

 放出される次亜塩素酸の濃度は0.1ppm未満で、空気中の塩素ガスの環境基準(0.5ppm ※4)より低い。これは外部の機関にてさまざまな検証も実施。子供やペットがいる空間での使用に配慮した仕様になっている。また、放出されるのが気体状なので、室内の壁や服などを濡らす心配はない。

 本製品は電極が劣化しにくい「新・電流制御システム」を搭載。適用床面積18畳の能力を保持しながら、本体は従来比1/3サイズ【※5】を実現。設置面積はわずかA4サイズだ。また、約5.7kgと軽いため持ち運びしやすく、リビングや玄関、クローゼットなど置き場所を選ばない。

本体は従来比1/3サイズを実現

本体は従来比1/3サイズを実現

 また、排水頻度は従来機種の週1回から月に1回とメンテナンスの手間が軽減。排水トレーは凹凸の少ないフラットタイプのため、細部まで洗いやすい。

「水のたまる部分が次亜塩素酸で満たされているので、カビやぬめりが発生しにくい。トレーやフィルターなど水回りのお手入れは半年に1回でOKです」

 空間を“丸洗い”できる本製品。空気が乾燥する時季のマストアイテムになりそうだ。

※1:浮遊菌の場合、本体内の次亜塩素酸水溶液による、約6畳の密閉空間、約35分後の効果。
※2:付着菌の場合、放出した気体状次亜塩素酸による、約18畳の居室空間、約12時間後の効果。
※3:浮遊ウイルスの場合、本体内の次亜塩素酸水溶液による、約6畳の密閉空間、約30分後の効果。
*1~3の検証機種は「F-ML4000B」。
※4:「EUリスク評価書」より。
※5:「F-MV4300」の体積との比較による。●数値は、実際の使用空間での試験結果ではない。●喫煙環境では次亜塩素酸の濃度が不足し、除菌・脱臭効果が低下する。● 脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なる。

『次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-ML4000B』/パナソニック/7万6230円(編集部調べ)

『次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-ML4000B』/パナソニック/7万6230円(編集部調べ)

【DATA】
『次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」F-ML4000B』/パナソニック/7万6230円(編集部調べ)
本体外形寸法/高さ450×幅280×奥行185mm
本体質量/約5.7kg(タンク空時)
タンク容量/約0.9L
適用床面積の目安/〜18畳(〜30平方メートル)
集じんの適用床面積/〜8畳(〜13平方メートル)
8畳の清浄時間/30分
カラー/ホワイト、ダークグレー
塩タブレットが約100粒付属。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年12月12日号

関連記事

トピックス

旧統一教会は今後どう動くのか(時事通信フォト)
解散命令を受けた旧統一教会 「自民党への復縁工作」もありうると鈴木エイト氏指摘、教団と議員の関係を示す新情報リークの可能性 石破首相も過去に接点
週刊ポスト
藤川新監督(左、時事通信フォト)の船出とともに、名物商店街にも大きな変化が
阪神「日本一早いマジック点灯」のボードが電光掲示板になっていた! 名物商店街が今季から「勝った翌日に減らす」方式を変更 貼り替え役の店長は「ようやく解放される」と安堵
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン
公開された中国「無印良品」の広告では金城武の近影が(Weiboより)
《金城武が4年ぶりに近影公開》白Tに青シャツ姿の佇まいに「まったく老けていない…」と中華圏のメディアで反響
NEWSポストセブン
女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題(写真:イメージマート)
“トリプルボギー不倫”で揺れる女子ゴルフ界で新たな不倫騒動 若手女子プロがプロアマで知り合った男性と不倫、損害賠償を支払わずトラブルに 「主催者推薦」でのツアー出場を問題視する声も
週刊ポスト
林芳正・官房長官のお膝元でも「10万円疑惑」が(時事通信フォト)
林芳正・官房長官のお膝元、山口県萩市の元市議会議長が“林派実力者”自民党山口県連会長から「10万円入りの茶封筒を渡された」と証言、林事務所は「把握していない」【もうひとつの10万円問題】
週刊ポスト
本格的な活動再開の動きをみせる後藤久美子
後藤久美子、本格的な活動再開の動き プロボクサーを目指す次男とともに“日本を拠点”のプラン浮上 「国民的美少女コンテスト」復活で審査員を務める可能性も 
女性セブン
24時間テレビの司会を務めた水卜麻美アナ
《水卜アナ謝罪の『24時間テレビ』寄付金着服事件》「まだ普通に話せる状況ではない」実母が語った在宅起訴された元局長の現在
NEWSポストセブン
すき家の「クチコミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
【“ネズミ味噌汁”問題】すき家が「2か月間公表しなかった理由」を正式回答 クルーは「“混入”ニュースで初めて知った」
NEWSポストセブン
スシローから広告がされていた鶴瓶
《笑福亭鶴瓶の収まらぬ静かな怒り》スシローからCM契約の延長打診も“更新拒否” 中居正広氏のBBQパーティー余波で広告削除の経緯
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・HPより 写真はいずれも当該の店舗、スタッフではありません)
《丸ごとネズミ混入》「すき家」公式声明に現役クルーが違和感を覚えた点とは 広報部は「鍋に混入した可能性は著しく低い」と回答
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
NEWSポストセブン