【潜入】和田毅氏“引退直後の左腕塾”に大竹耕太郎、小島和哉ら、若手投手が続々参加 受け継がれる“和田イズム”
第二の人生に注目が集まるが、和田は「やりたいことはいっぱいある」と目を輝かせる
早大の後輩で、ホークスでともにプレーしていたこともある阪神・大竹耕太郎(右)は2022年から和田塾に参加している
練習開始前、現役の後輩選手たちのために、率先してトンボで雪かきに励む
練習内容のフィードバックのために、選手たちのランニングフォームを動画撮影する和田毅
睡眠セミナーでは、「先発登板前の仮眠の取り方」など、具体的な質問が飛んだ
和田塾名物の過酷な食トレ。この日の夕食のメニューはサラダやもつ鍋、鶏むね肉パスタなど高タンパク低カロリー。非常に量が多く、完食までに3時間以上要する選手も
2024年の日本シリーズ終了直後の11月に、現役引退を電撃発表した元福岡ソフトバンクホークスの和田毅
1月10日、うっすらと雪が降り積もる長崎ビッグNスタジアムに和田の姿はあった
2019年から同地で続けるキャンプ前の自主トレ“和田塾”を開催
球界の若手左腕たちが、チームの垣根を越えて参加志願
「僕が引退を発表する前に、何人かの選手から『来年もお願いします』と言われていたんです。1人や2人なら訳を話して断ろうと思ったんですけど、10人近くが参加を希望してくれたので、最後の自主トレを行なうことにしました」
主な参加メンバーは、2年連続で二桁勝利をあげている阪神・大竹耕太郎やロッテ・小島和哉
ほかにもドラフト1位入団でローテーションを守っている楽天・早川隆久、西武・隅田知一郎などが参加
和田塾名物の過酷な食トレ
トレーニングメニューは例年通り、和田が決めていた
今年は和田本人はフル参加しなかった
練習用具の準備から練習のフィードバック用動画撮影まで、裏方に回るシーンが多かった
「後輩たちのために」という姿勢が印象的
改めて「現役を引退したんだな」と思わされる
球界からは「将来的に指導者の道に」という声が上がるだろう
だが、本人は「現在の僕にはまだ無理」と言い切る
「コーチング学もそうだし、人に何かを伝えるということを根本から学ばないと。興味はありますけど、そのためにも僕自身が成長しないといけない。指導者はそうなってからの話ですね」