1月27日発売の「週刊ポスト」は、「女性セブン」のスクープに端を発し、かつての「民放の雄」フジテレビの存続危機にまで発展した中居正広トラブルの続報など、見逃せないスクープ満載の注目号です。中居から被害を受けた女性は本誌前号でフジテレビの対応に疑問を呈していたが、案の定、同局の真相解明への後ろ向きな姿勢や、女性の人権を無視する体質について国民と産業界の怒りが沸騰した。今号では、改めて女性が「港社長の誕生会」被害を告発し、さらにフジのドン、日枝代表に直撃取材を敢行した。
今週の見どころ読みどころ
◆<第4の権力追及スクープ>フジテレビ代表と社長「罪深きグループ支配」
中居正広の引退で問題が幕引きされることはない。そもそもこれは本当に「中居問題」なのか。フジテレビの不誠実な対応からは、会社ぐるみ、業界ぐるみのただれた体質を疑わざるを得ない。改めて本誌取材に答えた被害女性は、中居問題より前に、港浩一・社長の「誕生会」に強制参加させられていたと告白した。しかも、そうさせたのは中居問題と同じ幹部局員だったという。他誌報道なども踏まえると、フジテレビの闇は相当深そうだ。本誌は、沈黙を続けるフジサンケイグループ代表の日枝久氏にも直撃した。
◆元兵庫県議自殺で立花孝志に謝罪させた県警トップは「青森ラブのYouTuber」だった
またも取り返しのつかない悲劇を生んでしまった斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ問題では、自殺した元県議に対する立花孝志・NHKから国民を守る党党首の激しい中傷が問題視されている。そんななか、自ら県議会に出席して立花氏の発言を完全否定して謝罪に追い込んだ県警本部長には、意外な別の顔があることがわかった。
◆三菱UFJ「貸金庫窃盗」事件で浮上した「類似犯はまだまだいる」疑惑
貸金庫のカギを管理する銀行の責任者が、客の金庫から14億円を奪っていた事件は、別の疑惑を浮上させている。本誌取材では、「貸金庫から貴重品がなくなった」と主張する別の利用者が、「銀行に訴えても調査してもらえなかった」と証言した。客も銀行も不正の有無を証明しにくいだけに、貸金庫は「安全な保管場所」どころか「全くのブラックボックス」であるおそれが出てきた。
◆<永田町深層スクープ>自民・立憲「大連立」で「消費税15%」を企む3悪人
国民民主が主張する減税政策に尻込みする石破自民は、今度は立憲民主との大連立を画策し始めた。裏で糸を引くのはまたもや財務省だ。なにしろ、石破茂・首相、野田佳彦・代表、さらに財務省の新川浩嗣・事務次官の3人は、ほかでもない「消費税10%」を決めた張本人たちなのだ。石破氏、野田氏が最近やたらと「社会保障改革」を口にするのは、減税問題から目をそらせる計略だとする見方さえある。政権入りのニンジンをぶら下げられた野田氏は、なんと財務省内では「使い勝手よしひこさん」と嘲笑されているという。
◆<覚悟のメッセージ>森永卓郎「がん進行で思うお金と健康の真実」
闘病を続ける森永氏が、苦しい体調のなか5ページにわたって「がんを生きる」本音を読者に向けてつづる。冒頭で「闘病は一進一退だが、その均衡は崩れつつある」と、病状が深刻であることを告白したうえで、残された時間でやるべきこと、やらないこと、家族や知人、そして自身の人生に思うことを赤裸々に明かした。経済評論家らしく、資産や生活、医療費についても包み隠さず真実を語る。
◆八角理事長が直言「豊昇龍、琴桜、大の里よ、横綱の心得を聞け」
豊昇龍、琴桜のダブル綱取りが注目された初場所だが、序盤から上位勢がバタバタと土俵に這い、平幕勢が優勝争いをリードするという展開となった。豊昇龍の見事な逆転優勝で幕を閉じたが、一方で4日目までに2敗した横綱・照ノ富士は引退、32年ぶりの横綱不在となった現状を、場所中に元横綱・北勝海の八角理事長に聞いた。5連敗を喫して負け越した琴桜には「大胆さがない。稽古が足りないということ」と注文、スピード出世の大の里には「まだ“新弟子”です」と厳しい評価を下した。豊昇龍は「強いなという感じがする。いつか(横綱に)上がれる」と評価しつつ、敬愛した兄弟子・千代の富士と比較して「重さが必要」と課題を指摘した。
◆ドジャース・佐々木朗希「球速が落ちた」原因と「本当に戻るのか?」
佐々木陣営は、獲得を目指したメジャー各球団に「球速が落ちないプラン」を問いかけていたと報じられた。なぜ落ちたのか、ピークに戻るのか、メジャーの過密日程はどう影響するか。専門家が鋭く分析した。
◆佳子さま「ポケモンゲットしたことある」にゲーマーたちが狂喜
麻布台ヒルズで開催されている「ポケモン× 工芸展―美とわざの大発見」を訪れた佳子さまが、なんとポケモンのゲームをしたことがあると告白して、佳子さまファンもゲームファンも熱狂させている。まさか御用地の中にもポケモンは出現する!?
◆<ブーム再来>元消防士の億り人・かんちさんが厳選した「株主優待株15」
機関投資家や外国人投資家にはメリットが少ないとして縮小傾向にあった株主優待が復権している。日経新聞によれば、昨年9月までの1年間では優待の新設が5年ぶりに廃止を大きく上回ったという。トランプ2.0で世界の相場は不確実性が増しているから、個人投資家にとっては優待でしっかり利を得る投資術は有効だ。本誌で人気の投資家、かんちさんが優待が魅力的で、かつ下落リスクにも考慮したお勧め銘柄を教える。
◆<スクープ入手>習近平の台湾制圧「極秘シミュレーション」恐怖の結末
2023年に日本で作成された軍事シミュレーションを入手した。中国が台湾侵攻する可能性を検証したもので、トランプ再選や台湾政局などその後の世界情勢の予測もピタリと当たっているだけに正確さに信頼がおける内容だが、その結末は日本にとってありがたいものではなかった。詳細は本誌に譲るが、ターニングポイントとなるのは「トランプと習近平の裏切りディール」である。
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