2月3日発売の「週刊ポスト」は、世論とネットを騒がす重大問題に斬り込む大増ページ合併号。フジテレビの10時間会見では、いまだ事件の真相は見えてこない。本誌は新たに同社の編集幹部が関与した接待事例をつかんだ。さらに、CM壊滅でも飄々としていられる同社の巨額マネーも明らかにする。ほか、本誌連載を最後までこなした故・森永卓郎氏の絶筆コラム、政治、行政、スポーツのスクープ満載でお届けします。
今週の見どころ読みどころ
◆フジテレビ・中居トラブル「被害女性」が告白「あの会見でさらに傷つけられた」
10時間会見を経て、改めて被害女性に聞いた。会見でのフジテレビ幹部の“失言”などを理由に、「この期に及んでもなお人権侵害されている気分です」と心の内を明かした女性は、「おかしなところや納得のいかない説明は山のようにありました」とも指摘した。同社にとって女性アナウンサーの存在とは何なのか、今後の課題は何か、どう展開するのか、フジテレビの経営は揺らぐのか、徹底解剖する。
◆<怒りのスッパ抜き>「使い勝手佳彦さん」は財務省の増税エージェントなのか
立憲民主党がおかしい。他の野党とは一線を画し、なぜか「減税」を言わない。その背景には、財務省内で「使い勝手佳彦さん」と揶揄される野田佳彦・代表以下、幹部たちがそろって同省の「毒まんじゅう」を食っているという由々しき疑惑がある。そもそも「消費税10%」を決めたのは当時の野田首相だ。詳しい人脈と、同党幹部、財務省幹部の思惑を暴く。
◆<検証グラビア>トランプ「機密解除」でついに解明されるケネディ暗殺の真実
公約通り、トランプ大統領はケネディ暗殺事件の記録を完全公開するための大統領令に署名した。早ければ数週間のうちに62年前の真実が世界に知らされることになる。当時の衝撃画像とこれまでの記録をめぐる経緯、そして多くの謎と疑惑を改めて検証した。
◆<経済ウォーズ>孫正義とイーロン・マスクが「AI覇権」で大ゲンカへ
トランプ政権に接近し、政権の4年間に最大78兆円のAI投資をアメリカで行なうと表明したソフトバンクグループの孫正義・会長兼社長。しかし、その発表にマスクがかみつき、「ソフトバンクが確保しているのは1兆5000億円未満だ」と批判している。そこへ中国発のAI「ディープシーク」が登場し、日米中を舞台にした激烈なAI覇権戦争が始まった。
◆新横綱・豊昇龍が本誌に明かした「オレはオレだ。叔父さん(朝青龍)と比べるな」
横綱に昇進した豊昇龍は、「元横綱・朝青龍の甥」と紹介されることが多い。比類なき強さを見せた一方、その振る舞いや“品格”が物議をかもした元横綱と、番付では並んだ豊昇龍だが、本誌取材には叔父と比べられることに不快感を示した。体格や顔、気迫あふれる取り口はそっくりだが、実は叔父とは違う意外なキャラクターを紹介する。
◆<最後の言葉>森永卓郎が本誌に寄せていた「もうすぐ死ぬ、という生き方」
惜しまれつつ亡くなった森永氏は、死の2日前まで本誌の取材に答え、連載執筆を続けた。連載は次号が最終回となるが、森永氏が本誌読者に訴えかけ続けた言葉を改めて特集する。「もうすぐ死ぬという最強のカードを手にしたのだがら、他人にとやかく言われる筋合いはない。命が尽きるまでフルスピードで走り続ける」という最後の言葉が心に響く。
◆セクハラ、パワハラ降板の生島ヒロシが「本当に申し訳ない」
フジテレビ問題をきっかけにテレビ各局がコンプライアンスに関する内部調査に着手しているが、そんななかで大ベテラン・キャスターの生島がハラスメントを訴えられて謹慎に陥った。本人は「認識が甘かった。本当に申し訳ない」と反省しきりだが、一体どんなハラスメントをしでかしてしまったのか。実は……。
◆<完全カラー図解>スマホをポチポチで稼げるお金、もらえるお金
スマホは電話とLINEとカメラが使えればいいや――くらいに考えているユーザーは多いだろうが、実は使いこなすことで懐を潤す効果も期待できる。大きいところでは、多くの自治体が各種補助金や給付金をスマホからの申請で支給するシステムを導入している。役所に行って面倒な書類を書くのはためらうけど、自宅で寝転がりながら項目を埋めるだけなら時間のある時にやってみようかと思えるのではないか。その他、新NISAの運用、メルカリでの不用品販売などのノウハウを初心者でもわかりやすくカラーで図解した。
◆<健康特集>名医13人が明かす「私の病気を防ぐ習慣、絶対やらない習慣」
がん、脳卒中、心筋梗塞をはじめ、高血圧、糖尿病などの生活習慣病、認知症、視力・聴力まで、誰もが気になる国民病を防ぐ習慣、逆に招いてしまう習慣について各分野の専門医が明かす。食事や運動など一般的なことはもちろん、サプリ、睡眠、生活パターンなど多岐にわたる“秘術”が集まった。
◆<保存版>7月・住宅ローン金利引き上げで「得する人、損する人」一発早見表
日銀が政策金利引き上げを決めたことで、多くの住宅ローンは7月から利率が変更される見通しだ。利用者が知りたいのは「自分はどれだけ負担が増えるのか、借り換えたほうが良いのか悪いのか」だろう。それらが一発でわかる早見表を掲載する。
◆「笑点」から引退して1年、林家木久扇「辞める前よりよっぽど忙しくなりました」
テレビで目にすることは減った木久扇だが、米寿を目前に以前より忙しい毎日を送っているという。寄席の依頼が殺到し、音楽を使った新作落語にも挑戦。さらに、「おかみさん(妻)孝行がしたい」と、ハワイ旅行に出かけたという。驚きの加圧トレーニングなど、老いてなお盛んな生活ぶりを語った。
◆<球春到来>阿部・巨人のポジション争いは「もはやカオス」の大混乱
このオフに70億円という巨費を投じて大補強を実施した巨人には、ファンの期待とともに、「また悪いクセが出てきた」という不安の声も聞かれる。主砲・岡本はサードなのかレフトなのか、甲斐獲得でキャッチャーだらけになってどうするのか、丸や坂本の“落選”はあるのか。最新情勢と監督自身の言葉、評論家の評価もあわせて検証した。
◆万博を見越して「路上喫煙禁止」になった大阪で、街に吸い殻があふれている!
万博を機にインフラ整備やルールの近代化が進むのは悪いことではない。しかし、「見てくれを良くしたい」というよこしまな動機があると、路上生活者の排除や市民に負担をかける制度変更など副作用が大きくなる。1月末に施行された路上喫煙禁止条例は時代の流れとして歓迎すべきものかもしれないが、市が約束した喫煙所の整備は今のところ大失敗だったと言わざるを得ない。設置場所はニーズとかけ離れ、一部は朝や夜間に使えない。結果、市内のあちこちに吸い殻が投げ捨てられる惨状が続いている。現地からリポートする。
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